2025年2月5日発売
子爵令嬢エリーゼは、男爵家三男・アルベルトの幼馴染で婚約者。 彼は「武功をあげて出世し、迎えに来る」という約束を違えず、 隣国との8年に亘る戦で大活躍し、英雄将軍として国を勝利に導いて帰還する。 しかしエリーゼのもとにやって来たのはアルベルトではなく、 なんと一国の王女ヴィクトリアだった。 王女は、自分とアルベルトは恋仲になったので婚約を破棄してほしいと迫ってきてーー。 ショックを受けたエリーゼは、アルベルトへの想いを抱えたまま、 商才を活かして自立しようと家を飛び出す。 彼との思い出の花の名前を冠した「ブルーベル商会」を興し ブライダル事業を立ち上げるが、 そこに舞い込んできた依頼はまさかの……!? 想い合いながらも切なくすれ違う西洋ロマンス! ■著者プロフィール 唐澤和希(からさわ・かずき) 作家、漫画原作者。「小説家になろう」で連載していた『転生少女の履歴書』で書籍化しデビュー。他の著作に「後宮茶妃伝」シリーズ(KADOKAWA)、「五神山物語」シリーズ(スターツ出版文庫)など多数。
上賀茂神社の東側、社家町のどこかにひっそりと佇む、妖やつくも神が営む「古どうぐや ゆらら」。そこへ久しぶりにやってきた人間の紅緒。彼女は古いものの声を聴くという不思議な力を持ち、店にいた今まで人と関わるのを避け続けていた白椿のもののけ・眞白と運命の再会を果たした。 実はかつてふたりは”婚約”をした仲だったが、今は互いの気持ちが分からぬまま、店の古道具たちと縁ある人間を繋ぐ仕事をしている。あるとき、紅緒が葛籠を開けたとたん、猫耳が生えて…? 京都が舞台の、日常と妖の世界のあわいで起こる事件の結末は? 大人気、和風溺愛ファンタジー、待望の続編。コミカライズも決定! 装画/春野薫久 ■著者プロフィール 八谷紬(はちや・つむぎ) 2016年2月、絆と再生を描いた小説『15歳、終わらない3分間』で作家デビュー。京都在住。