2025年4月23日発売
華やかな学園の夜、侯爵令嬢ディアナは婚約者フリッツと平民の少女リーゼの浮気現場を目の当たりにしてしまう。その瞬間、巷で流行りの小説に出てくる、「真実の愛に目覚めた」と、婚約者を捨てて愛を叫ぶ男の台詞がディアナの脳裏をよぎる。あのとき覚えた嫌悪感は、今怒りと失望へ変わった。ほかの男を寄せつけないために、地味で目立たないように、と彼から強要されてきた日々はもはや過去。これからは好きに生きようと決めたディアナは婚約破棄を告げ、自分の望む生き方を決意。その途端、第一王子アロイスから「俺は君を絶対に幸せにする」と熱烈に求婚されてーー? 今、どん底令嬢の華麗なる逆転劇が幕を開ける!
自分を蔑ろにする家族を見返し幸せを掴むため、姉の元婚約者の義父で、国内の貴族家の頂点に立つ侯爵、ヴォルフと婚約を結んだ伯爵令嬢のイルーゼ。感情を持たないせいで愛を理解できず、人々から冷酷だと噂されている侯爵だが、婚約生活の中で誰よりも自分を尊重してくれる彼に、最初は恐れていたイルーゼも信頼を寄せるように。そうして婚姻式の日が近づき準備も順調に進んでいくものの、問題児ぞろいの家族のトラブルや、ヴォルフに想いを寄せているという王女の悪意に巻き込まれたり、直接命を狙われたりとイルーゼの婚約生活はやはり前途多難で……愛を疑う令嬢と感情を失った侯爵の、打算だらけの契約結婚物語、第二弾!
亡国の王族を恨み続けるマザー・シャドウとの因縁に決着をつけ、異母妹ジェリーを助けることに成功したエリザベス。建国祭にて 舞姫に選ばれ、忙しくも平和な日々を送っていた。そんな中で出会った旅芸人のハンフリーに、「めーちゃん」と知らない愛称で呼ばれたことをきっかけに、エリザベスは、自分と亡国の『女神』の思いがけない繋がりを知る。自身の身の振り方に思い悩むエリザベスだが、友人や家族の支えもあって整理がつき、同時に、第三王子ヴィンセントへの想いを受け入れ始める。その矢先、国全体を巻き込みかねない大問題が発生しそうなことに気づき……!?
王太子イアンの正妃であるオリエ。だが彼女は夫から愛されず、白い結婚のまま一年が過 ぎ、イアンは側室を迎えた。政略結婚でも、結婚すればお互い寄り添って暮らしていける と思っていた彼女は、世継ぎを産めという国王達の重圧にも耐えきれず、諦めの境地でそ れを受け入れる。イアンと側妃の仲睦まじさを眺めつつ、離宮でひとり静かに日々を過ご すオリエ。彼女は、自分の居場所は王宮にはもはやない、実家に帰って離縁を申し出よう と決意。市井で暮らす貧しい子供達の労働環境を整えようと画策していた。一方、実は イアンは恋心を拗らせていただけで、彼女を心から愛していた。しかしそれはオリエに伝 わらず……!?
王立学園での数々のトラブルを乗り越え、領地の森でスローライフを始めた伯爵令嬢メルティアナ。彼女は魔法の力を使って薬師として働き、充実した毎日を過ごしていた。そんなある日、破落戸に襲われたメルティアナは、通りすがりの男性に助けられる。彼は、なんと取り引き先のコーヒーショップの店主の息子だった。それを機に、これまで自分を陰ながら守る護衛がいたことも発覚! 驚きつつも、新たな出会いに喜ぶメルティアナのもとに、今度は兄の友人である公爵家次男がやって来て……?
クズな夫と、激やば姑を捨てた新天地で、新たな絆を育む爽快ファンタジー、開幕! 家族に妹のシャイラばかりを優先されてきたナターリア。結婚してようやく自分の人生を取り戻したーーと思ったら、夫は姑の言いなり。さらには妹と浮気をした挙句、彼女を本妻に迎えたいと言い出して!? さすがに我慢の限界を迎えたナターリアは、家を飛びだし、辺境伯領で一人暮らしをすること に。魔法を学び、自分だけの家を手に入れ、まさに順風満帆! それに、年の離れた学友のルウがとにかく可愛い。全力で可愛がっていたところ、ルウが辺境伯の弟だと知ってしまう。しかし辺境伯のリカルドはなぜか弟にも塩対応。その理由を探っているうちに、だんだんリカルドの事情が分かってきて……?
エンリケの孫ということが知られ始め、転生幼女の身の上ながら、打算山盛りの縁談話が舞いこみ始めたミリー。無理無理! ていうか歳の差いくつだと思ってるの!? ツンデレ爺さん・エンリケの助力もあり、断固拒否の姿勢で逃げ回るミリーだけど、利権を狙った大人たちの陰謀に巻き込まれていく。幼女相手に誘拐未遂に爆破事件!? あきらかにやりすぎなんですけど! そしてミリーに急接近する超過保護実父・シルヴァンは驚愕の素顔が明らかになった護衛・月光となにやら訳ありなようで……。みんなに優しい大神官様はちょっと腹黒だったりするんですかね? すれ違い親子関係続行中! 最終章目前の第6巻!