2025年7月2日発売
サルーム王国の第七王子ロイドが治めるロードスト領で育てることとなった世界樹。世界が始まった時から存在していたといわれる世界樹の研究を進めるロイドだが、フィオナによれば、世界樹の枝葉や根を齧るものがいるらしい。枯れてしまっては困るとロイドが捕らえたのは、ラピと名乗るスライムだった。ラピは、魔物の頂点を決めるという超獣祭にスライム族を代表して出場するため、魔力を高めるべく世界樹を食べていたらしい。さらに、あらゆる動物と心を通わせることができる第六王女アリーゼと従魔契約を結びさらなるパワーアップに成功する。最弱の魔物・スライム族が頂点を目指す戦いが始まる…………一方で、ロイドも何かを企んでいてーー?
四年半ぶりに地元に帰ってきた俺は、転校先の高校で衝撃の事実を知る。 美少女に成長した幼馴染にしてクラスメイトの香坂七海と、なぜか遠距離恋愛していることになっていたのだ。 身に覚えがなさ過ぎるんだが、一体どうなってるんだ七海! ……え? 毎日告白されるのが嫌になって、男避けのため俺と遠距離恋愛してる設定にした? お願いだから恋人のふりをしてほしい? しょうがない、学校にいるときだけは恋人のふりをしてやるよーーって、 俺たちの親も遠距離恋愛を信じてるの!? もう後には引けないな……。 恋のライバルは全員降伏済み&両家の親は超祝福! 外堀が完全に埋まった状態から始まる、ベリーイージーな偽装ラブコメ開幕!!
心を読む異能を持つ花總紗夜は、千里眼を騙る詐欺に加担させられ、家族に酷く虐げられていた。ある時遺産相続をめぐり殺されかけた所を、「死神」と呼ばれる銀髪の実業家貴族、煌一郎に救われる。祖父の遺言を守り即日結婚した二人だが、煌一郎は≪前妻が4人とも初夜の翌日に死亡≫する呪いに苦しんでいた。「直接触れてはいけない」という制約にもどかしさを感じながら、紗夜と煌一郎はお互いへの思いを募らせていくが……。 ■著者プロフィール 来栖千依(くるす・ちい) 秋田県出身在住。えんため大賞ビーズログ文庫部門の優秀賞を受賞し、2018年にデビュー。少女向けライトノベル、キャラクター文芸を中心に活動。著書に『天国へのドレス 早月葬儀社被服部の奇跡』などがある。第11回ポプラ社小説新人賞にて『帝都はいから婚物語 女学生は華族の御曹司に求愛されています 』がピュアフル部門賞を受賞した。
王都に戻ったミカエリスの凱旋パーティも終盤。これまで喪に服していたアルベルも、ついに王太妃として宴に参列する。卑怯な手で脅しをかけてきたマクシミリアン家を衆目の中で断罪するためにー!ご機嫌よう、オーエン・フォン・マクシミリアン侯爵。わたくしは貴方の顔を近くで見てすこぶる機嫌が悪く、自滅しに来てくれて最高の気分よ。そして…「この時をずっと待っていた。ようやく手に入るんだー」レナリアを連れて突如表舞台に現れたコンラッド伯爵、彼の妄執はアルベルに向かっていて!?無自覚系天然タラシな悪役令嬢アルベルの一代記、断罪の第7巻!
卒業パーティの直前、婚約者の浮気現場に遭遇してしまった伯爵令嬢フェリシア。すぐに婚約解消するもその後のパーティで【寝取ら令嬢】などと、面白おかしく噂が広がってしまう。さっさと会場を後にしたフェリシアは、階段で拾った首輪の落とし物を任務中の騎士団長ロイに手渡した。その瞬間!彼の首には首輪、フェリシアの腕には腕輪が装着され、魔法の鎖で繋がってしまい!?悪女にされた令嬢と色気ダダ漏れイケボ騎士団長の溺愛ラブコメディ!
ゲームのラスボス女王に転生したがその運命に抗い、皆の幸せを守る為努力し続けてきた王女プライド。しかし妹ティアラの誕生祭を境に変貌した彼女は、周囲を傷つけ孤立を深めていく。悪役女王そのままに振る舞うプライドの前に、王女の騎士が立ちふさがるが…。避け続けた路は元通りに。全てが必然に。定められた《最高の幸福な結末》を迎える為に、悪役王女は独り運命と踊るー。未来の悪役ラスボス女王の物語第11弾、幸福な日々を綴った書き下ろし番外編を加え登場!