作者 : ひの宙子
最果てのセレナード(4)最果てのセレナード(4)
あの夜の、最後の秘密。 律が、罪を被せようと計画していた沖田先生が、殺された。 殺したのは、10年前のあの日、 小夜の母の死体を隠すのを手伝った佐和先生だった。 少女たちが10年前に犯した罪、それを隠した大人たちの罪、 10年前のことは、このまま葬り去ることができるかもしれない。 だけど、律と向き合った小夜の口からこぼれた言葉は……。 今、大人になった私たちは、10年前の罪に、どう向き合い、どう決断するのか。 雪の十勝を舞台に始まった静かな激情に、今、衝撃の結末ーー!!
最果てのセレナード(3)最果てのセレナード(3)
十年前の夜、小夜の母親の死体を埋めたのは沖田だった。 その事実を知った律は、かつての罪を沖田に被せようと計画する。 沖田を真犯人に仕立て上げる筋書きを作るにあたり、 律にはひとつ気がかりがあった。 沖田の小説に登場する「殺人を手伝ったもうひとりの人物」の存在。 あの夜のさらなる真相を求めて、 律が最初に尋ねるのは、実の母親ーー。 すべては小夜を守るために。 『スモールワールズ』の著者・一穂ミチ氏絶賛!心を震わせ、ヒリつかせる、共犯系サスペンス第3巻!
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