作者 : ほそやゆきの
シルク・フロス・ボート(2)シルク・フロス・ボート(2)
取り返しのつかない傷を負っても生きていかねばならない。でも、どうやって? ある者は罪の重さで身動きが取れず立ちすくみ、ある者は破滅が待つ運命に身を委ねる。それでも蚕が生んだ細い糸は彼女らをやさしく包み前へと目を開かせる。「ひいさま」の望み「蚕と人がずっと一緒にいられますように」の意味は? 『夏・ユートピアノ』で話題を呼んだ、ほそやゆきのの初の長編連載、悲しみと希望の物語、完結。
シルク・フロス・ボート(1)シルク・フロス・ボート(1)
取り返しのつかない傷を負った3人の少女。ある者は身動きが取れず立ちすくみ、ある者は決着をつけ前へ進む。蚕の「ひいさま」との出会いは彼女らをどう変えるのか。「ひいさま」の望み「蚕と人がずっと一緒にいられますように」の意味は? 『夏・ユートピアノ』で話題を呼んだ、ほそやゆきのの初の長編連載、待望の単行本登場!
夏・ユートピアノ夏・ユートピアノ
ピアノの調律の家業を継ぐため実家に戻った新(あらた)。彼女はそこで他人との交わりを拒否するかのような生き方をしている饗子(きょうこ)と出会う。響子は国際的なピアニストの娘だった。未熟な二人がピアノを通して少しずつ交流を深めていく。近づいては離れ、一瞬の理解と寄り添いに喜びを感じつつ、二人は自分の人生を生きていく。他に四季賞2021春のコンテスト四季大賞受賞作で、発表時に大きな話題を呼んだ読み切り『あさがくる』も収録。
PREV1NEXT