作者 : オカヤイヅミ
「雨ちゃんは、話の合わない、私のともだち」 私たちが雨ちゃんについて知っていること。 突然、郊外の古くて小さな平屋に引っ越したこと。 凝り始めると同じ料理ばかりを作り続けること。 そしてーー雨ちゃんは、恋をしない。 みんなとちょっと違うけど、変わっているのはみんなと同じ。 第26回手塚治虫文化賞【短編賞】受賞作家が贈る、「恋をしない」花山雨(30)を巡る群像物語。 ●オカヤイヅミ ビームコミックス好評既刊● [ものするひと]全3巻 [みつば通り商店街にて] ●コミックビーム 公式ツイッター● @COMIC_BEAM
「恋愛をしない限り、私たちは外出に特別な名前をつけない。 待ち合わせて水族館に行っても。クリームソーダを飲んでも」 幼馴染の女の子、会社の上司と同僚、友達の元カレ、母親……。 恋愛に疲れて、浮かれて、悲しんで、楽しむ周囲の人たちと過ごす、「恋をしない」雨ちゃんの想いはーー。 みんなとちょっと違うけど、変わっているのはみんなと同じ。 『いいとしを』(KADOKAWA)『白木蓮はきれいに散らない』(小学館)のオカヤイヅミが描く、「恋をしない」花山雨(30)を巡るアンサンブル・ストーリー。 ●オカヤイヅミ ビームコミックス好評既刊● [ものするひと]全3巻 [みつば通り商店街にて] ●コミックビーム 公式ツイッター● @COMIC_BEAM
「ものづくりの日常が、ふわっと軽やかで、なんとも愛おしく、手放したくない傑作。紺さん、これからも『ポメラ』で言葉をつむいでください」 株式会社キングジム 公式ツイッター @kingjim 中の人 芥川賞ほど華やかではないが、作家が「欲しい」新人賞である菱田賞の候補となったスギウラ。 なぜか家に泊っていったヨサノの件もあり、なにかと落ち着かない日々を過ごすが……。 朝日新聞、東京新聞、北海道新聞など、各紙誌書評で大絶賛! "先生"でも、"天才"でもない、純文作家の日常物語。 「言葉について世界について、彼は常に考えている。そのとりとめのない思考の流れは、 まるで本物の作家の頭の中を覗いているかのよう。(中略) 『文学的』と評されるマンガは多々あるが、本作は『文学がいかにして生まれるか』を描いている点で新しく刺激的だ」 南信長(マンガ解説者) 朝日新聞(2018/04/07付)より
のんびりしているけど、あまり立派ではない「みつば通り商店街」。 金物屋の隣にあるスナックも、長らく空き家のままでした。小料理屋「コエド」が開店するまでは……。 刑事ドラマに出てくる小料理屋の女将に憧れて、みつば通りで「コエド」をはじめた元会社員のタケミさん。 本業は官能小説家の金物屋さん、恋多き元スナックのママ・ユフコさんなどなど、 クセがあるけど愛おしい商店街の人たちの、クスっとやすらぐ総天然色コミック。 ◎各紙誌書評で大絶賛 オカヤイヅミの『ものするひと』2巻、同時発売。
柴崎友香(作家)「生活と、書くこと。世界と、言葉で遊ぶこと。絡みあって、隙間があって、移り変わっていく。ひそやかに楽しくて、ひりひりと幸福で、ずっと読んでいたい」 姫乃たま(地下アイドル)「ああ、『滋味掬すべき作品』ってこれのことだったんだ」 雑誌の新人賞を受賞後、警備員のバイトをしながら、小説を書いている杉浦紺(30)。 “先生”でも“天才”でもない、若き純文作家の日常をのぞいてみませんか? ◎巻末対談 「ものするひとたちのリアリティ」 滝口悠生(作家)×オカヤイヅミ もの・する【物する】ある動作をする。ある物事を行う。「言う」「食べる」「書く」など種々の動作を婉曲にいう語。(『広辞苑』第七版より) 綿矢りさ、朝井リョウなどの人気作家15人に、理想の「最期の晩餐」を聞いた話題作 『おあとがよろしいようで』のオカヤイヅミ、初のオリジナル長編作。