作者 : コージィ城倉
二回戦の相手は、甲子園常連校の長野・信州学園。初回、二回と猛攻をしかけ、6点を奪い、試合を有利に進める墨谷。しかし、8回裏に県歌を歌い、気合いを入れ直した信州学園の攻撃に、気圧され始めてしまい…。
墨高の甲子園一回戦の相手は、同宿の鳥取県代表・大山高校に。1年生ながら先発マウンドにあがった近藤。大山高校の先頭バッターは、バント成功率100パーセットの男・東郷！ 近藤は、緊張することなく、自分の投球が出来るのか!?
延長11回表に半田の激走で7対6と勝ち越した墨高。その裏、近藤は打者二人を三振に抑えて、甲子園まであと1アウトに迫る。ホームラン狙いの次のバッターに対して、近藤は、渾身のボールを投げ込むが…!?
墨谷対お花茶屋の決勝戦。墨谷が圧倒的に有利と思われた試合は大苦戦。さらに0対0の8回裏、お花茶屋がとリックプレーで1点先制。墨谷の甲子園への道は、このまま閉ざされてしまうのか…!?
もう一方の準決勝は、明善高校が1点リードのまま最終回へ。お花茶屋高校の攻撃は振るわず、ゲームセットかと思われた矢先、相手の一瞬のミスをつき、同点へ！ そして試合は延長戦へ入る。激戦の結末は!? 墨校の決勝戦の相手校は!?
勝利への執念を燃やす城東高校に3失点し、迎えた2回表。近藤のヒットもあり、同点に追いついた墨高。しかし、不安定な投球の近藤を谷口は続投させる。近藤を代えない采配に驚く墨高ナイン。この判断の行方は!?
川北との予選二回戦。両校無得点のまま7回裏の墨谷の攻撃は、谷口が指示した振りぬくミート打法で一挙6得点！ 2アウトながらも猛攻は続き、バッターボックスには半田。急展開した試合の決着はいかに…!?
甲子園予選初戦の相手は、昨年敗北した谷原高校。成長した墨谷は、5回表までに10対0とリードし、さらにパーフェクトゲーム続行中！ その裏、近藤が登板し、見事2アウトを取るが…!?
大学生チームとの練習試合で大幅に力をつけた墨高野球部。甲子園を目指し、東京都大会に挑む! 初戦の相手は、昨年は敗れた因縁の谷原高校。初回いきなり満塁のチャンスにイガラシは…!?
変わりばえのしない練習試合相手に勝利するも手応えのない墨高。一方、「お金」を得たお花茶屋高校は、遠征で負けても価値ある経験を手にする。この決定的な差は果たしてどんな結果をうむのか!?
悩みを抱えながらも前に進もうとする丸井キャプテン…。特訓を続ける近藤と井口のコンビ…。それぞれの思いを抱えて城東との練習試合に挑む。谷口新監督率いる墨高初戦の結果はいかに──!?
墨谷高校の監督兼、浪人1年生の谷口。野球のブランクはあるものの、体重が3キロ増えたことで球速と飛距離がアップする。それを見た丸井に部員のウエイトを増やす提案をされた谷口は!? またひょんなことから、墨高野球部に女子マネージャーが入部!? ありや? なしや?
夏の全国大会準々決勝の相手は因縁の富戸中。墨谷二中は、近藤の思惑通りの試合展開で、7回を終わって、4対0とリードする。8回、近藤はマウンドを後輩のJOYに譲り、自らはベンチに退いてしまう。果たして、JOYはリードを守りきることは出来るのか…!?
準決勝の相手は強豪・谷原高校。8回裏、墨谷は谷原に9連打を許し8失点、9対3と逆転されてしまう。しかし、諦めない墨谷は9回表、10連打で6点を取り、同点に! 延長18回までもつれこんだ激戦の結末はいかに!!? そして、高校生活を終える谷口の進路とは!?
全国制覇したイガラシから引き継ぎ、新キャプテンとなった近藤。春の選抜では準々決勝で、ラフプレイから退場者を出し、その後下級生が奮闘するも惜敗。勝てる試合を落とした墨谷二中。しかし長年の課題、選手層補強の手ごたえを掴み、夏の大会での雪辱を誓って練習に励む…!!
準決勝の相手は強豪・谷原高校。墨高は初回、谷口を一番におく、打順策が功を奏し、いきなり3点を先制! しかし、谷原はエース・村井をリリーフに送り、流れを変える。試合は7回裏まで進み、2点リードの墨高だが、明らかに疲労の色が目立ち始めて…!?
強豪・川北商業との準々決勝は、初回、4番・谷口の満塁本塁打で墨谷が4点先制! しかし、じわじわと追い上げられ、8回裏、同点とされる。最終回、イガラシの機転で勝ち越し点を入れる墨谷。1点を守るべくマウンドにあがった谷口だが、ノーアウト満塁のピンチを招いてしまう! 果たして、谷口は、この危機を抑えることが出来るのか…!?
実力者が揃う川北商業との準々決勝は、初回、4番・谷口の満塁本塁打で墨谷が4点先制! しかし、じわじわと追い上げられ、8回裏、同点とされてしまう。9回の表、この劣勢の中、なんとしても出塁したいイガラシは!?