作者 : タカキツヨシ
ヘブンランドで予想外のもてなしをされるルゥたち。ゼットを元の姿に蘇らせたいと願うルゥに管理者「D」と「R」は一対一での対話を条件に快諾。やがて200年前の戦争について語り始めた「D」。人類が最後の望みを託した二つの計画とは──!? ギアと少女の絆を描く壮大な冒険譚、完結編!!
ヘブンランドからの「回収部隊」に保護されたルゥたち。友好的な彼らに対し、ルゥは好意的に接する一方で、クロムは一人、警戒を緩めずにいた。一行は目的地への最短ルート、巨大湖へと進路を取るが、穏やかに見えた水面に突如、不気味な巨影が出現!! クロムは強力な一撃を放つ破壊兵器を託されて──!
クロムとロックに守られ、旅を続ける少女ルゥ。人間の存在を知ったヘブンランドの管理者“R”と“D”はそれぞれ異なる特殊部隊をルゥたちに差し向ける。排除の「討伐部隊」、そして歓待の「回収部隊」、先に三人を捉えたのは「排除」の戦闘ギア、アッシュ。戦いを愉しむアッシュは、クロムに一対一の勝負を挑む!!
人間を利用して、全戦闘ギアの基底プログラムを更新した闘技場の将軍・ヴォーダン。クロムは、案内役のカメラギア・ロックと中央制御室の奥深くへ潜入、ルゥを救出するが、その直後、建物は倒壊を始める…。闘争に取り憑かれた指揮官に、クロムの怒りが爆発する!!
闘技場で50連勝中の強敵、ヒルドとの戦いに臨むクロム。施設に軟禁状態のルゥは、はみ出し者のカメラギア・ロックと出会い、戦いの行方を見守るも、熾烈な勝負は思わぬ方向へと向かい始める…。一方、ルゥが人間であると気付き浮き立つ将軍。ヴァルハラの運命を握る存在、ルゥに危機が迫る…!!
巨大ギアに襲われ、突如、戦闘モードを発動したクロム。別の顔を持つ残酷な戦士へと変貌し、ルゥを怯えさせる。だが、彼女が発した一言で、クロムは元の姿を取り戻す…。絆を深めた二人は、ヘブンランドへの道を探すため、ヴォーダン将軍が牛耳る戦士達の闘技場・ヴァルハラへ!! そこで二人を待っていたのはーー!?
三度目の世界大戦により、人類は一掃され、後には荒れた大地と文明の残骸だけが残った。それから200年──。人間の少女・ルゥは、ギアのゼットと穏やかな日々を送っていた。そんなある日、謎のギア・クロムが現れ、奇妙な3人暮らしが始まる。だが、狂機との遭遇により彼女の生きる道は一変する…!! #1 walk this way #2 Face 2 Face #3 ギアは眠らずに夢を見るか? #4 STILLING,STILL DREAMING #5 防衛本能
同胞を欺き、力でこの世を支配しようと企む物ノ怪・天鬼。最後に狙うのは、弐郎の中に残された羅ゴウの力。弐郎は天鬼との対決に向け、己の中の妖力と対峙するが、絶大な力を制御できる時間は、ごく僅かと知る。隠密局は総力を結集、弐郎のバックアップ態勢を固める。羅ゴウ救出を誓い、弐郎は単身、天鬼の元へ! 長い戦いの歴史に終止符が!? 怒濤の最終巻!!
物ノ怪の首魁・天鬼への絶対服従を条件に、弐郎から分離されることを承諾した羅ゴウ! だが憑依解消の瞬間、羅ゴウは力の全てを弐郎に残す。予想外の反逆に、天鬼は容赦ない一撃を羅ゴウに放つ──!! 一方、物ノ怪との戦いに「黒衣衆」を招集した隠密局。妖力を制御できない弐郎は隔離され、暴走を始めるが、そんな弐郎の下に強力な助っ人が現れる…!?
妖術対抗訓練の中で見せられた幻覚の世界で、羅ゴウと弐郎は物ノ怪・天鬼と遭遇。時は江戸時代、幕府の物ノ怪狩りに対抗するため、天鬼は羅ゴウへ共闘を持ちかけるも拒絶され、逆に羅ゴウを追い詰める──。殺生石に封印された羅ゴウの秘密とは!? そして訓練終了後、街では連続怪死事件が…!!
対物ノ怪特別機動隠密部の新部隊、通称「黒の灯火」の一員となった我妻弐郎! だが、更なる入隊者・桐原零司は、物ノ怪・羅ゴウと同化した存在の弐郎に猛反発。敵対する二人に、課長の司場は真剣勝負を命じる。やがて初任務へと向かった「黒の灯火」。そこは、羅ゴウが封印されていた地下施設だった…!!
“物ノ怪"とは、悠久の時を生きる妖。忍者の末裔として祖父に育てられ、動物と会話ができる少年・弐郎は、ある日、森の中で傷だらけの黒猫と出会う。自らを物ノ怪と語る猫の名は“羅ゴウ"。追手から彼を守ろうとした弐郎は、敵に胸を貫かれてしまう!!