作者 : ハルノ晴
真夜中にみちの家に呼び出された誠。思い出の砂時計をきっかけに自然と距離が近づいた二人は、見つめあい、キスをする。レスという同じ悩みを乗り越えた二人は、少しずつお互いを知っていくことで、「もっと知りたい」「触れ合いたい」という気持ちが溢れ……。セックスレス、不倫、妊活…他人事にはできない人間ドラマーー二組の夫婦が選んだ未来とは…? 感動の最終巻。
これは、キャストと客の駆け引き? それとも、恋する女と男の探り合い…? 不倫した元夫と決別し、専業主婦に戻る道を捨てた愛菜。 一条との手痛いトラブルを乗り越え、夜の蝶として一皮むけると、クラブの中でも頭角をあらわしていく。 その一方で、愛菜の心には税理士・岸本との再会の約束がひっそりと息づいていた…。 会いたい気持ちを抑え込んでいた愛菜だが、いつのまにか岸本のそばには見知らぬ女の影があり…。 会いたいと思っていたのは私だけーー? 『あなたがしてくれなくも』のハルノ晴最新作。 離婚宣告から始まる人生やり直しストーリー、第4弾!
ひとりになって女は強くなれた。ひとりになった男は弱っていたーー。 夫の不倫から離婚を切り出され、家も専業主婦という立場も失った愛菜。 一転、夜の蝶として働き始めるが、出勤先のクラブは、税理士・岸本の顧問先だった。 つれない岸本に対してさみしく思う愛菜の前に、元夫の宏之が現れる。 さらに、愛菜を初指名した不動産営業マン・一条も登場。 自らの足で歩き始めた愛菜だけれど、心は強く揺さぶられてーー。 夜職の女は、心の拠り所を求めちゃダメなの…? 『あなたがしてくれなくも』のハルノ晴最新作。 離婚宣告から始まる人生やり直しストーリー!
吉野みち、32歳。夫との仲はおおむね良好。ただひとつ“セックス”を除いてはーー。ついに離婚届けを提出した吉野夫婦。一方、お互いが納得するまで向き合うことにした新名夫婦は、家庭と仕事の両立について素直な気持ちをぶつけあった。編集長への打診を受け入れた楓は、誠とみちが幸せな家庭を築く姿を想像してしまう。その頃誠も、そろそろ二人の関係に答えを出さなくてはいけないと考えていて…。
吉野みち、32歳。夫との仲はおおむね良好。ただひとつ“セックス”を除いてはーー。転職が決まり、退社当日となった誠。一度はためらうも華に背中を押され、偶然預かっていた結婚指輪を返すため、急いでみちのもとへ向かった。二人きりの資料室。驚くみちへ、誠が伝えたかったこととはーー?
吉野みち、32歳。夫との仲はおおむね良好。ただひとつ“セックス”を除いてはーー。同居生活に戻った楓と平穏な日常を過ごしていた誠。しかし本心を言わないことこそが楓を傷つけていると気付き、「男としての愛情が戻らない」と伝えた。二人は、どんなに時間がかかってもお互いが納得するまで話し合おうと誓うが……。
吉野みち、32歳。夫との仲はおおむね良好。ただひとつ“セックス”を除いてはーー。子供に対する想いの決定的な違いをきっかけに、陽一への愛情がなくなったことを自覚したみち。ついに陽一へ離婚の意志を伝えるが、みちと別れたくない陽一は断固拒否し、話し合いにもまったく取り合わず……。
吉野みち、32歳。夫との仲はおおむね良好。ただひとつ”セックス”を除いてはーー。陽一から「子供は欲しくない」と告げられたことをきっかけに、自分の気持ちが今までないがしろにされていたことに気づいたみち。二人の未来を案じ、陽一から謝罪を受けるも許すことができず……。
吉野みち、32歳。夫との仲はおおむね良好。ただひとつ”セックス”を除いてはーー。陽一とのレス問題に悩むことからいったん離れ、昇進試験に挑戦し始めたみち。前向きな日々を送るも、誠の忘れ物を届けに来た楓と遭遇してしまう。その洗練された姿と自分を比べてしまい、みちはひどく落ち込みうろたえるが……。
吉野みち、32歳。夫との仲はおおむね良好。ただひとつ”セックス”を除いてはーー。陽一に悲痛な本音をぶつけられ、自分勝手な自分に気づいてショックを受けたみち。落ち込んでいるみちに誠は「あなたを忘れられない」という想いと、「正面から妻と向き合わなければならない」という、自分が抱えている問題を告げ……。
吉野みち、32歳。夫との仲はおおむね良好。ただひとつ”セックス”を除いてはーー。誠に別れをつげ、陽一と向き合うことを決めたみちは、なるべく二人の時間を増やそうと、旅行の提案をする。一方、誠と楓も夫婦関係をなんとか修復しようとするが、なかなか溝は埋まらず……。
吉野みち、32歳、既婚。夫との仲はおおむね良好。ただひとつ”セックス”を除いてはーー。社員旅行中、みちの部屋を訪れた誠。パートナーとの結婚生活に満たされない二人は互いを求め合うが……。
吉野みち、32歳、既婚。夫とは仲が悪いわけではないが、ただひとつ”セックス”だけが足りていなかった。会社の先輩・新名誠とレスの悩みを分かち合い、互いを支えに伴侶に向き合おうとする二人だったが、妻・楓からの冷たい拒絶にあった誠の心はみちを強く求めはじめーー…。