作者 : 上田倫子
蘭と葵 7蘭と葵 7
愛しいあの人のぬくもりを、顔を、私はもう思い出せない── 「徳川の跡取りを残す。」江戸城を去った蘭の言葉を胸に、家光は跡取りを残そうとする。お万の方との出会いにより無事跡取りを残すことができた家光。しかし、老いて病床にふせた家光は蘭の顔も思い出せなくなっていた。悲劇の連続だった家光と蘭の恋物語。果たしてふたりを待ち受ける運命とは──?
蘭と葵 6蘭と葵 6
やさしく、私を愛してください どうか、この快感を忘れないで── 徳川家への激しい復讐心を持つ林蔵は家光への襲撃を失敗し、牢の中で息絶えてしまう。一方、蘭も家光との子が死んでしまい、絶望のどん底に。お福は蘭に執着する家光を見て徳川家の未来に不安を感じ、一計を案じる。それは蘭にとって衝撃過ぎる提案で…?
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