作者 : 上野将治
累計240万部(紙+電子)を突破した大人気『インゴシマ』の公式スピンオフ作品。 『カムゴロシ』紙書籍版の第7巻が発売!! 自ら一刀のもとに刎ねた弟・バザリの首級と引き換えに、自由を賭けたステゴロの立ち会いを要求したガザリ。 その覚悟に応えつつも力で圧倒したガモウはガザリの身柄を拘束する。 そして、ガザリの処遇を一任されたコリオは淫靡な笑みを浮かべるのだった。 一方、七瀬たちは「カラクリ御免」の異名を取る男・エンゾと出会う。 島のモノはすべて自分が造ったと豪語するエンゾの拠点に、 旧式の飛行艇が置かれていることに気が付いていた今泉は興奮しながら尋ねる。 「この機体は飛べるのか?」 自信に満ちた笑みを浮かべるエンゾの答えはーー。 血と執念の狭間で紡がれていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
累計211万部(紙+電子)を突破した大人気『インゴシマ』の公式スピンオフ作品。 『カムゴロシ』紙書籍版の第6巻が発売!! 自らが次代のミガトとなるべく、「カムノツルギ」を巡る争いを本格化させていくインゴの兄弟たち。 サクヤによって居城を追われたガザリとバザリは、インゴの一族と友好の盟約を結んでいるテングの族長・オミトへ会いに行く。 当面の拠点としてテングの里を使わせてもらいたいと話すガザリに、オミトが見せる表情は硬い。 その頃、七瀬と星を率いた今泉は、島のある方角へと向かっていた。 険しい岩場を越えた先にあったのは、多くの船体や機体が座礁している「船の墓場」。 島を出るために使えるものを血眼になって探す今泉の前に、一人の異様な風体の男が現れるーー。 論理と倫理がそれぞれの形で裏返されていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
王位継承を巡り、それぞれの望みを叶えるため暗躍するーー。 累計200万部(紙+電子)を突破した大人気『インゴシマ』の公式スピンオフ作品。 『カムゴロシ』紙書籍版の第5巻が発売!! 島全体を巻き込んだ戦が始まるが、カクリヨの里に留まっていれば安全は保証できると話すコリオ。 だが、七瀬と星には、むしろ今こそが島を出る好機であるように見えていた。 戦が終わって状況が落ち着いてしまえば自由な行動は難しくなる、そうなる前に動くべきーー。 一方、空位となったミガトの座を巡り、継承権を持つインゴの一族たちの思惑はさまざまだった。 権力を夢想して欲望を膨れ上がらせる者、争いの舞台から降りようとする者、実力者の懐に入り込む方策を練り上げる者……。 そのなかにあってガモウの動きは速い。弱みを潰し、陣を整え、現実的な手を着実に打っていくーー。 選択の重みそのものが生死を選り分けていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
累計150万部(紙+電子)を突破した大人気『インゴシマ』の因業の島で語られるもう一つの物語ーー。 『カムゴロシ』が待望の1・2巻同時紙書籍化!! 1998年ーー太平洋上を飛んでいた旅客機が嵐に巻き込まれて、近くの島に不時着する。 そこは「シマビト」たちが野蛮な生活を営む、海図にない島だった。 若き王族・ガモウの指揮のもと、砂浜に横たわる機体に襲いかかるシマビトたち。 囚われの身となった乗客たちのうち、女は「収穫物」として配分されていき、伊吹七瀬は島の王の「嫁」となることを強制される。 残った乗客の処刑を王から任されたガモウの胸中には、血の色に燃える炎が赤々と宿っていたーー。 命と生の意味を突きつける、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!
累計150万部(紙+電子)を突破した大人気『インゴシマ』。因業の島で語られるもう一つの物語ーー。 『カムゴロシ』が待望の1・2巻同時紙書籍化!! 島の王・ゴジョウの屋敷から脱出することに成功した七瀬は、飛行機が不時着した海岸へと向かう。 シマビトに抵抗して殺された乗客たちの無残な有り様を目の当たりにしながらも、七瀬の胸には希望が灯っていた。 無線機が使えれば救助を呼べるはずーー闇夜に紛れて機体に入り込む七瀬。 だが、そこにいたのは、残された積荷を専有して宴に興じるシマビトの一味だった。 一方、自らが犠牲となることで七瀬を逃した星は、「夫」となったゴジョウにその肉体を組み敷かれる。 せめて苦痛から逃れようと、ヒナゴが炊き込めた催淫性の煙を吸い酩酊を深める星の五感は情欲に塗りつぶされていくーー。 昨日までの日常が目の前の非日常に侵食されていく、もうひとつのトライバル・サバイバル・ストーリー!