作者 : 久慈希跡
私はブラックキャットこと月城望美。裁判官と検事を殺した罪で死刑を言い渡されたけど、私はやってないわ。面会に来てくれる愛する彼の前では強がっているけど本当はいつ執行されるかわからない不安に押しつぶされそう。そんな中、私の無罪の証拠となる映像を買い取ってくれという真犯人からの手紙が届いたみたいなんだけど本当に信用できるのかな…。あなたなら死刑判決を覆せると信じてる。 私の愛する最強の弁護士・剣崎盾!!
警視庁「違法薬物撲滅課」の刑事・野島は、薬物使用のタレコミのあったプロ野球選手・有栖の内偵を進める。有栖は長いスランプに悩まされていたが、復調。連夜のホームランを放つなど完全復活を果たした。その背景には、ある女の影が──!?
僕はプロの将棋棋士・坂本光一。百年に一人の天才なんて言われてる。僕が名人になった前日に、王華将棋連盟の佐助会長が将棋の駒を口に詰められて殺されてしまった。「将棋がめちゃくちゃ強い奴が怪しい」という理由で僕が弁護士に疑われちゃってるみたい。だけど、佐助会長は死ぬ間際に津島九段が犯人だと訴える動画を残しているし、無理筋じゃないかな。棋譜を汚す前に投了したほうがいいと思うよ、最強の弁護士・剣崎盾先生──。
捜査中だった反社組織の大麻畑を燃やした謎の2人組に、野島は銃撃され、上杉は逃亡を許してしまう。組織には不可解な脅迫状が届いており「大麻を許さない」の一文が。また、横浜のある企業にも同じ内容とビルの爆破予告が届く……!! 一連の犯行は連続テロなのか……!?
こんにちは! 私、東堂りな、10歳! 突然だけど、お父さんの罪を晴らしてほしいんです。痴漢の犯人だって疑われたまま、その場で線路に飛び降りて電車にひかれて死んでしまったお父さんの無実を──。私は子供だから難しいことは分からないけど、被疑者死亡の冤罪事件を覆すなんて不可能だって……。その不可能を可能にできるのは、アメリカの大統領から100億ドルを巻き上げた最強の弁護士──剣崎先生しかいない!!
警視庁「違法薬物撲滅課」所属の野島公也は、薬物事件で妻を喪ったことから人一倍薬物犯罪を憎み、法令ギリギリの捜査手法をもって薬物撲滅を実践する“野獣"刑事。SNSを介して大麻取引を行う売人に接触するべく、囮捜査を遂行した撲滅課だったが、逮捕時、特大級の“覚醒剤の結晶"を押収し──。
警視庁「違法薬物撲滅課」は、薬物犯罪に特化した事案を追うべく率先的潜入捜査と囮捜査を認められた新設部署。同所属の刑事・野島公也は、その強引な捜査手法から“野獣"と恐れられている。野島は頻発するデリヘル嬢殺人事件の裏に、“イワシ"と呼ばれる売人の存在を感じ取り、捜査に乗り出すが──。
私の名前は今日子!! ある日、裁判所から「元カレに借りた1千万円を返済しろ」って身に覚えのない手紙が送られてきたの。知らない間に欠席裁判で判決が確定していたなんて、そんなバカな話ある? もう、絶体絶命よ!! どの法律事務所も相手にしてくれなくて途方に暮れる私に手を差し伸べてくれたのは、真っ赤なフェラーリで疾走するド派手なスーツの剣崎盾── そう、“最強の弁護士"と呼ばれる男だったの。