作者 : 冬野梅子
元・舞台俳優の待宵マリとフードコーディネーターの菅野翠の共同生活。マリはテレビの通販番組へ出演するチャンスが舞い込み、アルバイトもあり忙しく過ごしていた。そんな中、アルバイト先のバーの客・三ツ矢という40歳の男性がマリに好意を向けていた。翠は充実するマリに刺激され、慣れない企業案件や食べ歩きなどに努めていた。マリが忙しくなるにつれ、翠との連絡は途絶えがちになり、ついにマリは翠の家から出ていくことになる。マリと翠、それぞれの仕事と生活、そして二人の友情はどこへ向かうのか?『まじめな会社員』で話題となった作家・冬野梅子による「真実の愛を見つけ方」、いよいよ完結。
元・売れない役者の待宵マリとフードコーディネーターの菅野翠の共同生活。翠が新たに連絡先を交換して何かが始まりそうな相手・お笑い芸人の中之島は、マリが5年前の舞台役者時代に遭遇した性加害事件について確認したい相手と同じだった!?男性に落胆することと、男性と愛し合う期待は共存できるのか。あるいは恋愛の先には絶望しか存在しないのか。『まじめな会社員』で話題となった冬野梅子による、「真実の愛を見つけ方」。
「普通の人でいいのに!」で大論争を巻き起こした新人・冬野梅子の初連載作。菊池あみ子、30歳。契約社員。東北出身のひとりっ子。結婚も出産もしていないし、仕事が生きがいでもないが、ただ生活のためにまじめに働き、コロナ禍での感染拡大防止のためまじめに自粛している。コロナ前/コロナ後も大して変わらない、ままならない日常を少しでも打開するため、自分のやりたいことを見つけ「アナーキー」に生きようと動き出す。
コロナ禍における、新種の孤独と人生のたのしみを、「普通の人でいいのに!」で大論争を巻き起こした新人・冬野梅子が描き切る! 菊池あみ子、30歳。契約社員。彼氏は5年いない。いろんな生き方が提示される時代とはいえ、結婚せずにいる自分へ向けられる世間の厳しい目を、勝手に意識せずにはいられない。それでもコツコツと自分なりに築いてきた人間関係が、コロナで急に失われたら…!? 前代未聞の大バズを巻き起こした読み切り「普通の人でいいのに!」も特別収録。合わせてお楽しみください。