作者 : 名取歩
良太は弟を殺した 3良太は弟を殺した 3
人ならざる弟・「愛」に侵され苦しめられる兄・「良太」。彼を救うため、良太の家へと向かったクラスメイトの「隼人」と「城野」。しかし、良太の家は既に弟・「愛」の呪いの塊のような異形に侵されていた。「愛」の暴力の矛先は「良太の父」、「城野」、そして「隼人」にも向かって──。弟との離別を願う兄の想い。その想いは弟の怒り嘆きを生み、 町をも巻き込む血の惨劇の引き金になってゆく──。
良太は弟を殺した 2良太は弟を殺した 2
人ならざる弟・「愛」に飲み込まれ異様な言動を取るようになってしまった「良太」。さらに親友「隼人」の身に起きた不可解な事故も重なり、学校のクラスメイトの間で「良太と関わると呪われる」といった噂が広がることに。そんな中、一人のクラスメイトが良太を救うため声を上げた。傷つき嘆く良太を救おうとする少女。 その少女に人ならざる弟の魔の手が忍び寄る……。
良太は弟を殺した 1良太は弟を殺した 1
亡き母に代わって2歳の弟「愛」の育児を任されてる中学2年生の「良太」。友人と遊ぶ暇もなく、言うことを聞かない弟に振り回される毎日。弟さえいなければ──。そんな考えが頭を過る時、遂に良太の中で「殺意」が顔を覗かせる…。 一線を越える夜、壊れゆくのは良太か、それとも──。
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