作者 : 夢殿ミモザ
嫁食い(2)嫁食い(2)
たとえ棺の中からであろうと、あなたを愛し抜く。 屋敷内の嫌がらせは、ついに命を脅かすほどに激しさを増していく。光の布団にはびっしりと針が仕込まれ、“千夜子以外の敵”の気配も忍び寄る。そんな中、謎の男・京四郎が語るのは、月神家に伝わる恐ろしい伝説と、“嫁食い”と呼ばれる所以。なぜ白夜は光を拒み続けるのか。そして、極夜が持つ癒しの力の正体とはーー。 近づくたびに深まる愛。その先にあるのは、救いか、それとも破滅か。
嫁食い(1)嫁食い(1)
貧しい家族を救うため、資産家の月神家へ嫁入りした光。しかし、旦那となる白夜は「俺の嫁になると食われる」と言い、結婚を拒む。さらに光は、月神家の屋敷内で何者からか執拗な嫌がらせを受けることに。そんな中、光の血を見た白夜は突如、別人格の極夜に変わり、猛烈に言い寄ってきた。冷たく美しい白夜と、情熱的に愛を示す極夜。光は、月神家に潜む陰謀と、2人の男の間で揺れる自らの心に翻弄されていく!
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