マンガむすび | 作者 : 大山田

謎の男が語るヤッターラ誕生の秘密…。人の欲望により生み出され、長年にわたり暴食を続けてきたヤッターラ。だが、宿敵・ヲーンが残した毒の影響で、完全消滅の危機に。回避するために男はユマたち姉弟を食べるよう促す。ヤッターラの逡巡、そして姉弟の決断…。暴食の怪物と子供たちが迎える未来は──!? 涙のクライマックス──衝撃の完結巻!!

サプライズパーティーのため準備万端整え街に出た姉弟たちに、さっそくトラブル発生！ ヤッターラは姉弟を飲み込み現場から逃亡するが、近くにいた少女・ククルも連れてきてしまう。同じ頃、何千年もヤッターラを追い続ける化け物・ヲーンの包囲網が迫る。不安と苛立ちに包まれる一行に更なる受難、ヲーンを口にしたヤッターラに異変が…!!

突如、謎の高熱で倒れた姉・セトミ！ 弟のナナトは、その原因が、都で流行していた恐るべき感染症「染み病」と気付き驚愕する。姉を救うためには化け物の力を借りるしかないと思い至ったナナトだが、肝心のヤッターラは、空腹が原因で小さく変貌、彼らを見放し姿を消す…。そして窮地に立つ姉弟を、さらに追いつめる“駆除”という名の罠が──!!

人類の絶頂期、欲望渦巻く混沌の都に“災い”なるモノが呼び入れられた。その名は「ヤッターラ」、暴食の怪物だった。ヤッターラの興味はただ一つ、食らうことのみ。とりわけ人間の子供が大好物。一方、荒れ果てたマンションの一室で肩寄せ生きる幼い姉弟、セトミ、ナナト、ユマ。飢えに苦しむ三人を前にヤッターラが口を開ける──!!