作者 : 宇佐崎しろ
「魔男」のお披露目パーティーに参加するイチは、クムギの姉である魔女候補生・スピカと対面する。スピカはデスカラス班の記録係をクムギから自分に変更するよう働きかける。姉に負い目を持ち本音を言い出せず下を向くクムギ。そんな中でイチが放った一言とは──!? 一方、魔女会議に出席した予言の魔女・ジキシローネ。魔女達を翻弄する彼女の元に謎の男が忍び寄るー!!
バクガミの試練へと立ち向かうイチは、辛を吸収し暴走するゴクラクと対峙する。凶悪な“幸辛の魔法”を前に試される二人の絆…。そんな中、友の力を信じるイチによって、ゴクラクは果てなき悪夢から這い上がる!! さらに、バクガミを窮地に追い詰めるが、ゴクラクの姉・王女リチアが狙われてしまい…!? 波乱のバクガミ編、ついに決着──!!
明かされる「バクガミ国」の誕生秘話。10年前に現れたバクガミの正体は、悲しみの感情を奪う凶悪な魔法だった!! 反世界を敬愛し、国を滅ぼそうとするバクガミから人々を救うべく、ゴクラクと共に戦うことを決意したイチ。過酷な試練へと挑む二人だが、ゴクラクに異変が発生し、事態は予期せぬ展開へ──。国の命運を懸けた戦いの行方は…!?
トゲアイスとの魔法狩り対決の最中に突如現れた、最凶の敵・反世界の魔法。魔女協会が長年追う敵に対し、イチは自身が狩った魔法と共に立ち向かう──!! 圧倒的な力を前に苦戦を強いられるが、デスカラスの登場で戦況に変化が…!? 反世界の攻撃が刻一刻と町民に迫る中、現代最強魔女による反撃が始まる──!!
デスカラス班の隊員となったイチは、魔女協会の任務で氷鮫狩りへと派遣される。到着した先には氷漬けにされた村人たちの姿が…!! 生物を凍らせる凶悪な“氷鮫の魔法”を狩って習得するべく、極寒の地で過酷な試練に挑むことに──!! デスカラスやクムギが難関試練に苦戦する中、イチは驚きの秘策を思いつき…!?
この世界において魔法とは生き物である。そして困難な試練を乗り越え、魔法を習得するハンターたちを人は「魔女」と呼ぶ。ある日、辺境の山奥で恐るべき王の魔法と最強の魔女が激闘を繰り広げていた。しかしそこへ、場違いな一人の少年が乱入する。彼の名はイチ。魔女とも魔法とも縁の無い山暮らしの狩人が世界の常識をひっくり返す! 魔法ハンティングファンタジー開幕!
波乱のラストシーンで幕を閉じたサイド甲の舞台「羅刹女」1日目。夜凪の才気走った圧倒的な演技を目の当たりにした千世子は、自分の虚像の芝居では敵わないことを痛感させられ自信を喪失する。翌日にはサイド乙の公演を控える中、黒山が稽古と称して彼女を連れ出した場所は──。
サイド甲の舞台「羅刹女」は、王賀美の助演としての機転により、夜凪が演じる怒りに荒れ狂う羅刹女を、観客の共感対象に仕立てることに成功し、第一幕を終える。しかし、夜凪の怒りは収まることなく、激しい憎悪に飲まれそうになりながらもギリギリのところで踏み止まる。限界がいつ訪れてもおかしくない中、舞台は第二幕の開演へ──。
「羅刹女」の公演まで残り数日。稽古は佳境に入り、出演者はそれぞれの思惑を胸に抱いて、迫り来る本番に思いを巡らせる。そんな中、サイド甲の演出家・山野上は夜凪が羅刹女を演じる上で、真に力を発揮させるためのある仕掛けを用意していると王賀美たちに告げる──。
舞台「羅刹女」の演出家・山野上花子との出会いによって想像力を広げる芝居に目覚めた夜凪。まるで神になったような感覚を自らに暗示させ、芝居の中では自分の空想の世界が絶対であるという山野上の教えを基に夜凪は「羅刹女」の世界へ没入していく──。新たな表現力を身につけた夜凪は降板しようとする王賀美の説得に急ぐ!
新宿駅を舞台に黒山が撮影したMVの出演がきっかけで夜凪の知名度は世界的に広がることになる! 一方、天知の暗躍により、ずっと抑えていた感情を浮き彫りにさせられた千世子と阿良也。彼らを巻き込み、天知は新たな舞台を企てる──。
舞台初日公演から数日後、巌の告別式に参列していた夜凪は芸能プロデューサーを名乗る男・天知心一に声をかけられる。不敵な笑みを浮かべながら良い話を持ってきたと言う彼は翌週発売の週刊誌に掲載されるとある記事を夜凪に渡し──。
舞台特有の圧に呑まれ、思うような演技ができないまま出番を終えようとしたアキラは夜凪の突飛なアドリブに言葉を詰まらせてしまう。決められた台詞がない状況下で“正しい答え"を求め、戸惑う中夜凪はカムパネルラの役を通して、アキラの心に問いかけるーー。
巌から自身の余命を告げられた日を境に夜凪は芝居に没入できなくなってしまう。様子を見かねた黒山の助言のおかげで巌が託した想いの意図を知り、劇団の仲間のために自分がすべきことを見つけ出す夜凪だった。しかし、舞台公演を前に巌の容態が急変して──。
演劇界の巨匠・巌裕次郎の下で、舞台の主演を務めることになった夜凪。“表現力"に乏しい夜凪の欠点を克服すべく、巌はある課題を与える。課題のクリアに苦戦する夜凪だが、そこへ思わぬ報道が飛び込んできて…?
始まる夜凪と千世子の共演──。千世子の役・カレンを創造できない夜凪は友人達との体験を基にして芝居に臨む。しかし、根本的な解決にならないと痛感した夜凪は、千世子と真っ向からぶつかることを決め──!?
千世子に会うため映画「デスアイランド」のオーディションに挑む夜凪は、武光達と一緒に即興演技の審査を受けることになる。“無人島で殺し合いを始める"という不可解な題目の中で、夜凪が放った台詞に現場は騒然とする──!
女優を目指す女子高生・夜凪は有名芸能事務所スターズのオーディションで天才的な芝居をするも不合格。それは彼女の危険な演技法に理由があった。しかし、夜凪の才能に魅せられた映画監督・黒山が役者の世界に誘う!!