作者 : 小森江莉
亡き友・奈津美を侮辱する彼女の母親の言動に耐えかねて、遺骨を持ち出してしまった清子。 怒りにかられた母親は、孫・悠斗の中学校に押しかけてきてーー。 明かされる、清子と奈津美の出会い。そして虐待の記憶。「優しいおばあちゃん」の本当の顔を知った悠斗は…!? 毒親 VS. 心理学!!「親子」の闇に対峙するサイコロジカル・ファミリーストーリー、第4巻!
心理学者の後輩・大宮と期間限定で家族契約を交わした清子。 悠斗と凜音のためにも良かれと思っての決断だったが、思春期の悠斗の心は離れてしまう。周囲の混乱は4歳児・凜音の心をもかき乱し、事態は思わぬ方向へーー。 清子は悩みながらも、状況を打開すべくあるお願いをするため亡き友の「毒親」に会いに行くが…!? 母親を喪った子供たちの、やり場のない感情が爆発!生と死、絶望と幸せの狭間で揺れるサイコロジカル・ファミリーストーリー、第3巻!
空気が読めない変人心理学者・天根清子は、自殺した友人の遺言で二人の子供を中学育てることになる。 中学2年生の悠斗とわがまま盛りの4歳児・凜音。清子は心理学を武器に奮闘するが、いきなり始まった子育ては学術通りにはいかず四苦八苦。 そんな清子を困らせまいと「いい子」にふるまう悠斗だったが、編入したばかりの学校で問題を起こしてしまう。クラスメイトが悠斗に貸した傘が、翌日ボロボロに壊れて捨てられていたのだ。心の闇が表出した悠斗に、清子がとったのはまさかの行動で!? SNSで話題沸騰!「普通の幸せ」から外れた3人の、歪であたたかい家族の物語、待望の第2巻!!
天根清子は、空気が読めない変人心理学者。人生で一度も嘘をついたことがなく、お世辞も言えず、世渡りスキルは皆無。無用な人づきあいを避け、孤独で静かな生活を愛していた。 ある日、唯一の友達から手紙が届く。それは自殺した彼女の遺書だった。そこには、自分の大切な子供を引き取ってほしいと書いてあり…。 不安定な心を抱える14歳の悠斗(はると)。ワガママ盛りの4歳児、凛音(りおん)。 繊細で予測不能な子供たちの保護者になった清子は、心理学を武器に子育てに挑むもうまくはいかず…!? 一つ屋根の下、「普通の幸せ」から外れた3人が紡ぐ哀しくも可笑しなサイコロジカル・ファミリーストーリー。