作者 : 山座一心
このお話の舞台は、セルビアの首都・ベオグラード。 20XX年、超人的な能力を持つ人々「能力者」たちが密かに暮らしている。 彼らは平穏な日々を送っていたが、ある日セルビアの巨大企業・ゴールデンドーンが「能力者狩り」を始めてしまう。 建設途中で放棄された地下鉄、ベオグラード・メトロには多くの能力者たちが集っていた。 そこに入り浸るごく普通の少年・シズキは、相棒のデジャンとともに、能力者たちを守るためーーひいてはメトロを守るために立ち上がる! 日本語タイトル:ベオグラードメトロの子供たち 英語タイトル:CHILDREN OF BELGRADE METRO キリル文字タイトル:Деца београдског метроа
更生施設「無垢の園」にシキブが潜入してから、少女たちの歪みは次第に形を成しはじめたーー。 求める「秘宝」の実体は前王とシャルロータの父の肉体を破壊した「生命樹」の力であることが明らかになったが、これを持ち逃げした少女、カティはすでに死亡していた。 だが祭りの夜、カティらしき者にシャルロータは襲撃される。 生命樹の力は死者を蘇らせ、人格を別の肉体に移植することを可能にしていたのだ。 かくして生命樹の力は確実に拡散し、少女たちを侵食していく。 流血の惨事が連鎖し、この世界を破壊するトリガーが引かれてしまうーー! 第7話「グロリオサの祭典」 第8話「アセビの昇階」 第9話「アカネの後悔」 第10話「ラベンダーの恍惚」 第11話「コランバインの軽骨」 第11.5話「ネナシカズラの参観」
身寄りのない少女が共同生活を営む更生施設「無垢の園」。 その実態は罪を犯した娘たちの吹きだまりであった。 一国の王が残した「秘宝」を求め、このディストピアに潜入したシキブ。待ち受けるのは、ひとクセもふたクセもある前科者たち。 なかでも最もヤバい元貴族令嬢、シャルロータ・リヴィーツァとの出会いが、施設どころか世界を揺るがす惨劇の出発点となるーー! 第1話 クロユリの入園 第2話 ダンディライオンの狂騒 第3話 ナルシサスの執着 第4話 オリアンダーの葬送 第5話 スミレの秘事 第6話 クレマチスの散華
国王派、公爵派、王太子派。 中世ファンタジー風の「どこかおかしい」島にあるバルザーラ王国の暗闘は、国を三分する内乱へと拡大してゆく。 魔法のない大帝国から流れ着いた元将軍・ユリウスは、その知謀を野心家・フェリックス伯爵に見出されたことで、内乱の主役へと押し上げられてしまったーー。 「コミックDAYS」隔週連載では更新のたびに購読者が殺到しランキング上位に食い込んだ話題作、第一部ここに完走!
100万人の死をもたらした大反乱の首謀者・ユリウス。落ち延びた島ではなぜか文明の利器が使用できず、異形の獣が闊歩する。 違和感を感じながらも小村ルップルに居場所を見つけつつあったユリウスだったが、悪逆の者に目をつけられてしまったがために、その軍事の才を生かさざるを得ない事態へと追い込まれる。 そして始まってしまった戦闘。ユリウスの軍略でやすやすと勝利を得られるはずだったが……。実はまだ、ユリウスはこの島に「魔法」が存在することを知らないのだ! 「コミックDAYS」「水曜日のシリウス」で絶賛コメントの嵐を浴びながら連載中!
「我らの心が潰れれば、国が潰れる」 大帝国「グランベルデア」で若くして将軍にのぼりつめた男、ユリウス・ローア。自ら指揮する軍事作戦で命を落とした少女を前にして、反乱を決意。帝国の理不尽をただすため挙兵する。 ユリウスの予想に反し、蜂起は燎原の火のごとく拡大。1人の死から始まった反乱は、100万人の死をもたらしてしまった! 自らの命で反乱を終わらせる決意をしたユリウスだったが、従ってきた者たちはそれを許さず、船に乗せて大陸から逃がしてしまう。 流されたユリウスが目を覚ましたのは見知らぬ島。 文明レベルが帝国より300年ほど遅れている未知の土地で、ユリウスは第二の人生を歩もうとするが、ここは何かがおかしい。 異形の生物、銃火器の暴発、そして「マホウ」なる意味不明の概念ーー。 原理の異なる2つの世界を越境してしまった男・ユリウスの「将軍としての生き直し」が始まる!