作者 : 市川春子
ひとり地上に残されていた主人公・フォスフォフィライトのもとに、人間を祖とする月人たちがやってきた。フォスは祈り、月人たちは無に帰したとされる。さらに途方もない年月が過ぎたのち、フォスは新たな岩石生命体と出会い、対話することによって幸福を感じるようになるがーー。強くてもろくて美しい、宝石たちの物語、完結巻。
深海生物圏研究室に勤務する西 乙女は、休暇を取って 久しぶりに弟の甲太郎と再会する。深夜25時の海辺にて乙女が甲太郎に見せたの は、貝に侵食された自分の姿だった。(『25時のバカンス』) 土星の衛星に立地する「パンドラ女学院」の不良学生・ナナと奇妙な新入生との交流 を描く。(『パンドラにて』)天才高校生が雪深い北の果てで、ひとりの男と共同生活を始める。(『月の葬 式』)。以上3編を収録! ロングセラー作『虫と歌 市川春子作品集』を描いた市川氏が放つ、およそ1年ぶりの最新作!! 深海生物圏研究室に勤務する西 乙女は、休暇を取って久しぶりに弟の甲太郎と再会する。深夜25時の海辺にて乙女が甲太郎に見せたの は、貝に侵食された自分の姿だった。(『25時のバカンス』)土星の衛星に立地する「パンドラ女学院」の不良学生・ナナと奇妙な新入生との交流 を描く。(『パンドラにて』)天才高校生が雪深い北の果てで、ひとりの男と共同生活を始める。(『月の葬式』)。 25時のバカンス〔前編〕 25時のバカンス〔後編〕 パンドラにて 月の葬式
僕の妹は、僕の指から産まれた。妹への感情は兄妹愛のそれを超え、「ひとつになりたい」と願う。(『星の恋人』) 飛行機墜落事故で生存した大輪未来と天野すみれ。 助け合う二人に、意外な形で別れの時は来る。(『ヴァイオライト』) 肩を壊した高校球児の雪輝。日々”成長”を続ける ヒナとの出会いで、彼が見つけたものはーー。(『日下兄妹』) 3人の兄妹が暮らす家に夜の闖入者、それは虫であり弟であった。 共同生活を始めた彼と兄妹たちの距離は縮まりーー。(『虫と歌』) 自分の指から生まれた妹への感情を綴る『星の恋人』。肩を壊した高校球児と成長を 続ける”ヒナ”との交流が胸を打つ『日下兄妹』。飛行機事故で遭難した二人の交流を描く『ヴァイオライト』。そして、衝撃の四季大賞受賞作『虫と歌』の計4編を収録。独特の世界観で様々な生命の繋がりを描き、月刊『アフタヌーン』にて掲載の度に反響拡大中の新鋭作家、待望の初単行本!! 星の恋人 ヴァイオライト 日下兄妹 虫と歌 ひみつ