作者 : 月汰元
異世界の知識を活用して自身の領地を改善させていくデニス。無理難題にも地球にいる雅也の知識を活かし、解決していくも……雅也のいる地球に異世界の能力を使えるものが現れ始め……。
ダンジョンで魔物と死闘を繰り広げる日々を過ごすうちに、 学院には戻らず冒険者として身を立てることを決意した榊緑夢(さかきぐりむ)。 ダンジョンでの生活魔法の有用性をさらに広めたいグリムは、 水月ダンジョンでの一大イベント・中ボス狩りバトルに参加すべく、 成長した教え子の協力も得ながら準備を進めていた。 しかし、そこに現れたのは今まで確認されていたボスより 遙かに格上の魔物・ゴブリンキング……。絶対絶命の状況で、 “役に立たない”と笑われた魔法が絶望に風穴をあける!
異世界では地球の知識を武器に! 地球では異世界の魔法を使う! 2つの分かれた魂が、地球と異世界で活躍する男の成り上がりファンタジー!! 貧乏領主の次男・デニスはある日、自分が地球に生きる中年男性・雅也と意識を共有している事に気がつく。 戸惑いながらも、雅也の知識が領地の経済回復に役立つと考えたデニスは、家族や領民を救うべく奮闘する。 時を同じくして、日本に住む雅也はひょんな事から仕事をクビになり、後輩の冬彦を頼って探偵となった。 異世界の事は夢だと思っていた雅也だったが、同じ境遇の者が大勢いる事を知った時から、運命が変わっていき…!?
巨木ダンジョンの最深部で賢者システムを手に入れ、新たな生活魔法の創造に試行錯誤を重ねる榊緑夢。 教壇での立ち振る舞いにも自信が表れ、グリムと生活魔法に対する周囲からの目にも少しずつ変化の兆しが見えてきた。 鬼龍院校長からのお墨付きも得て、母里天音や結城アリサらを引率してダンジョンへの探索に繰り出すことも多くなった、 そんな学期末。毎年恒例の「大演習」で、チーム対抗の魔物討伐競争をすることになってーー!