作者 : 有賀リエ
よるの元へと戻った天雀は再び生き直すことを決意、二人の愛も深まる。しかし昏睡状態だった天雀の父の意識が回復。よるもまた母と再会する機会を与えられ、未来は再び揺れ始めるーー。
コロナ禍で消息を絶った天雀に「みんなが待っている」というメッセージを伝えるために、よるはラッパーFirEのMVに出演する。MVは街中で流れるが天雀からの連絡はない。しかし彼の「現在」を知る人が現れて…。
父親への殺人未遂で少年院へ入ることになった天雀。よるは児童養護施設で出会って以来、初めて天雀と離れ離れになる。ひどい仕打ちをうけたよるは「強くなる」ことを決意する。二人の再会は…?
突然現れた天雀の父は「天雀と一緒に暮らしたい。」と願う。初めてよるの前で涙を流す天雀。「1%の幸せな記憶にすがって生きている。」親を捨てきれない天雀の気持ちが分かるよるを天雀はそっと抱き寄せる。天雀はよると一緒に生きることを選ぶ。それは家族のように? それとも…。
DVを受けていたよるは児童養護施設に保護される。周囲に馴染めずにいたよるを守ってくれたのは同い年の天雀だった。愛情を喪失した苦しみを分かち合う二人。よるの気持ちはやがて恋心へと変化していく。厳しい環境の中で世界から零れてしまわないよう支え合うよると天雀。暗闇に光は射すのか?
工場地帯の近くに住む幼馴染の高校生、碧と貴臣。2人はお互い惹かれ合いつつも、ただなんとなく日々を過ごしていた。「高校最後の夏休み、2人きりで工場夜景を見に行こうーー」そう約束して、始まるかに見えた恋。しかしその関係は、ある事件をきっかけに、抗えない運命に翻弄されていく…。車いすの男性との恋を描き、累計200万部を突破した大ヒット作『パーフェクトワールド』有賀リエが、不条理に満ちた世界で、それでも想い合う2人を描く社会派ラブストーリー第1弾。
育児休暇を取って子育てを始めた樹。周囲にも助けられつつトラブルも乗り越えてゆく。そして3歳になった頃、養親としてやらねばならないこと「真実告知」の時が迫っていた。つぐみと樹の胸中は? さらに年を重ねながら障害に向かい合うために必要なこととは? 大反響を呼んだ感動作、堂々の最終巻!!
つぐみは最後の不妊治療を終えて自分の気持ちに一区切りつけたつもりだったが、妊活仲間が特別養子縁組をすると知って、自分たちも特別養子縁組に向き合うことを決意する。養子縁組団体の話を聞き、子供を迎え入れることに現実味を帯びてきた矢先、つぐみに大きな仕事のオファーが舞い込んで…。
さまざまな困難を乗り越え、ついに結婚までたどり着いたつぐみと樹。仕事も家庭も順調で幸せな生活を送っていたが、「子供について」考える時を迎える。樹と子供を作るとしたら、再び新しい困難が待ち受けている。「二人だけの生活に不満はない。だけど…」悩みながらも二人の出した結論は? 障害と向き合うピュアラブストーリー、新局面に突入!
再び想いが交わったつぐみと樹。二人の関係を知った是枝は苦悩しながらも「もう二度と川奈の手を放すな」と樹に告げ、自ら身を引く。長沢も樹の気持ちを確認し、最後の想いを伝えて別れを受け入れる。しかしつぐみの父は二人が付き合うことに猛反対し認めてくれない。説得するために樹はつぐみの父が入院する病室を訪れるが…。
震災の夜、避難先の車の中で一夜を過ごした樹とつぐみ。翌日、是枝と長沢が東京から駆けつける。樹は長沢と一緒に避難することになり、二人は再び別れる。だが是枝は二人が車中で過ごしたことを知ってしまう…。つぐみは友人の舞花に誘われて東京に出る。舞花は車イスに乗る恋人・晴人と別れていた。別れたことに「後悔はない」とうい舞花と晴人。その夜、是枝の家に行く予定だったつぐみが向かった先は樹の元だった。 震災の夜、避難先の車の中で一夜を過ごした樹とつぐみ。翌日、是枝と長沢が東京から駆けつける。樹は長沢と一緒に避難することになり、二人は再び別れる。だが是枝は二人が車中で過ごしたことを知ってしまう…。つぐみは友人の舞花に誘われて東京に出る。舞花は車イスに乗る恋人・晴人と別れていた。別れたことに「後悔はない」という舞花と晴人。その夜、是枝の部屋に行く予定だったつぐみが向かった先は樹の元だった。
樹と一緒に建築の仕事を始めたつぐみ。仕事は順調に進み上棟式の朝を迎えるが、大きな地震が起こり、つぐみは樹と連絡が取れなくなる。震災を知った是枝と長沢は東京から車で松本へと向かう。つぐみは圭吾の力をかりて余震の中、樹の家までたどり着く。そこで見たものは?
車イスに乗る楓と圭吾の家の設計を断った樹。つぐみは樹を説得するために東京へと向かう。二人は久々に再会、つぐみは複雑な心境の中、楓と圭吾の家への想いを樹に伝える。その熱意を受け取って樹は設計することを了承する。樹は不意につぐみに問いかける。「大事にしてもらってる?」 それに対するつぐみの言葉はーー。二人の想いがぶつかり合う必見の6巻登場!
樹と別れ故郷・松本へと帰ったつぐみは、ある嵐の夜に是枝と結ばれる。樹のことを振り切ったつもりのつぐみだったが、車イスに乗る楓と彼氏・圭吾が建てようとしている家の設計を樹が断ったと知って、動揺してしまう。一方、樹と長沢の関係にも変化が訪れて…。 突然の訪問者 出会いが呼ぶ奇跡 嵐の夜にーー ずっと側にーー 夢の向こうへ
旅行先の観覧車の中で樹から別れを切り出されたつぐみ。それを受け入れたつぐみだったが、想いは残ったままだった。そんなつぐみに片想いする是枝が突然の告白。つぐみの決断は!? そして樹を見守るヘルパーの長沢が樹に語る「ある真実」とはーー。 最後の願い 誰がために 我がために 「さよなら」を告げるとき 最後の賭け 想いの果てに
車イスに乗る初恋の人・鮎川 樹と付き合い始めた川奈つぐみ。しかし周囲の厳しい視線のなか、つぐみは体調を壊し駅のホームから落下、大怪我を負ってしまう。つぐみは療養のため故郷・松本へ帰る。さまざまな試練の中で、樹はある決意をする。それはーー。 離される想い 逆境の中で…。 君のために…。 心を刺す言葉 雪桜
車イスの乗る初恋の人・鮎川 樹と付き合い始めた川奈つぐみ。しかし愛が深まれば深まるほど、現実の厳しさに直面していく。そして樹を想う介護ヘルパー・長沢、つぐみを想う同級生・是枝の登場で感情の歯車は次第にくるい出していくーー。 深く想いの底へーー 知られざる想いーー 出会いが変える未来 痛みを秘めて… 差し出されたその手を…
インテリア会社に就職した川奈つぐみ(26歳)は建築会社との飲み会で、高校の時の同級生であり初恋の人・鮎川 樹と再会する。樹にトキメキを覚えるつぐみだったが、彼は車いすに乗る障害者になっていた。「樹との恋愛は無理」。最初はそう思うつぐみだったが……。 思わぬ再会 君に伝える言葉 見えない痛み 近くて遠い君へ