作者 : 末太シノ
女北斎大罪記(3)女北斎大罪記(3)
吉原での経験から葛飾北斎を演じながら大衆の前で絵を描くのは無理だと判断した栄は、代わりに北斎を良く知る滝沢馬琴に協力をあおぎ、名古屋での実演描画へ挑む! さらに絵師として成長する中で「自分のために描きたい絵」を模索し始めた栄は、吉原で出会った遊女・豊菊の姿を描こうと決意する。しかし彼女は病におかされていてーー。
女北斎大罪記(2)女北斎大罪記(2)
急死した葛飾北斎に成り代わり絵師として仕事をこなす栄のもとに現れたのは「北斎漫画」の支援者・牧墨僊。彼が告げたのは「北斎漫画」打ち切りの危機の報だったーー! 売り上げ増進のため栄は人前で大達磨を描き上げる宣伝案に乗ることに。力試しとしてまずは弟の姿に変装し江戸一番の花街・吉原へ向かう! 眩しく暗い遊女たちの世界で栄が見たものとはーー。
女北斎大罪記(1)女北斎大罪記(1)
葛飾北斎の娘、栄は父譲りの天才的な画才と見たものをそのまま描き出す超絶した記憶力を持つ女絵師。しかしある日、葛飾北斎が屋根から転落して死んでしまう。遺された血染めの原稿を前に、栄は自分が父の遺した傑作『北斎漫画』を描き上げると決意する。それが罪深き修羅の道であると知りながらーー。
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