作者 : 桃山ひなせ
遂に明かされる、スカーレットが処刑に至る10年前の真実!! ファリスから来た反戦派のサンとエウラリア。この二人から誘拐された第7殿下捜索の協力と、誘拐の目的を聞いたコニー。それはファリスの開戦派がアデルバイドに戦争を仕掛ける大義名分のための誘拐であり、極秘捜索の理由は憲兵総局とアデルバイドの上層部にも【暁の鶏】の手の者が紛れているという事実だった。更にこの戦争の計画は10年前に一度失敗しており、その要因こそがスカーレットの処刑だったと告げられる…。一方で同様の真相に辿り着いたランドルフは、カスティエル邸に乗り込み公爵に問い正すが──…。スカーレットが処刑に至る10年前の真実が遂に明かされ、彼女の復讐が一つ果たされる第11巻!!
アリィとフレイヤの物語、遂に完結!! フレイヤ・ファミリアによって、ワルサ軍とラシャプ・ファミリアの眷族達が殲滅されていく中、アレンはラシャプ・ファミリアの団長シールと対峙する。その戦いの中で、アレンが見たものとは…。シャルザードとワルサの戦いに決着がつき、フレイヤの旅も終わる。そして、アリィはフレイヤの『伴侶』となり得るのか──!? 掌編集2に収録されている「砂の海のミラージュ」もコミカライズした完結の第5巻!!
アビゲイル救出作戦始動!! アイシャの従妹シャロン・スペンサーの葬儀に参列し、犯罪組織【暁の鶏】の情報を集めようとするコニー。だがそれから程なく、アイシャ殺害の容疑をかけられたオルダスの無実を証明するために奔走していたアビゲイルが、彼女を嵌めようとするデボラによって、重要参考人として憲兵総局に身柄を拘束される。本来無関係だったアビゲイルとアイシャを繋げてしまった自責の念と、このままではアビゲイルが処刑されてしまうという心配から、スカーレットとランドルフと共に『豊穣の館』に向かったコニーは、アビゲイル救出の作戦を立てることになるが…。意外な人物との再会と『エリスの聖杯』の意味、スカーレット処刑の真相に迫る第10巻!!
最後に一つ、賭けに出よう。 アイシャの殺害容疑で指名手配されたオルダスを匿う【豊穣の館】。その混乱の一方で、コニーはリリィ・オーラミュンデが残した鍵の刻印の謎を解き、「エリスの聖杯」とは───コニー達の住むアデルバイドを侵略するために、隣国であり同盟国のファリスが計画した軍事作戦の名称だと判明する。そして「エリスの聖杯を破壊せよ」という言葉を遺して2年前に自殺をした、スカーレットの幼馴染であるリリィの過去がついに描かれる。スカーレットとの出会いから第一王子エンリケとの幼少期、更にスカーレットの処刑を経て、彼女が何に気づき、何故自害せねばならなかったのか──…!? 現在に繋がる謎がリリィ視点で明かされる第9巻!!
アリィが『王』として語り、全てを決する一戦が始まる!! フレイヤ・ファミリアの幹部八人が、ワルサの軍勢八万人を一箇所に集めて掃討する。そんな雑な作戦を実行するにあたり、アリィは敵を集める『餌』として、またシャルザードの軍を再び集結させ、強き戦士達を率いる一人の『王』として演出するために、リオードの町を救った英雄として演説することになる。そこで彼女が『王』として語るのは──…!? ヘディンの策略で、全てを決する一戦が始まる第4巻!!
アイシャVSコニー&スカーレット! セシリア王太子妃の暗殺を目論んだスカーレットが落としたとされる耳飾りは、何者かの手によってすり替えられた可能性があるという。その偽物と判定された耳飾りを作った疑いがあるのがスカーレットの信望者だったアイシャ・ハクスリー。彼女に10年前のスカーレットの処刑に関わることを聞くために、ハクスリー邸を訪れるコニー達。一方でコニーの訪問を上手くあしらうつもりだったアイシャだったが、コニーと彼女に憑依したスカーレットに追い詰められてゆく。そして明かされる、10年前にスカーレットが処刑されるに至った真相とは──…!? 更にリリィが遺した鍵とメモに託されたメッセージ…、「エリスの聖杯」という言葉の意味がついに判明する第8巻!!
己を賭して──、女神(フレイヤ)に挑む。 ワルサ軍により、無関係の市民が殺され、蹂躙されたリオードの町。そこにはフレイヤが解放した元奴隷達も含まれていた。女神の逆鱗に触れてしまったワルサの兵士達は、フレイヤの『神威』を受けて、アリィの目の前である『行動』を起こすことになる…。そして、王としての責任を感じたアリィは、フレイヤに助力を懇願するが──…!? アリィが、シャルザードの王として第一歩を踏み出す第3巻!!
10年前の事件の真相に迫る二人の推理。そして、おめかしして出かけるのは──…!? 【暁の鶏】に攫われたケイトを無事救出することができたコニー達。一方でケイトを誘拐した犯人は、尋問される前に暗殺されてしまう。ランドルフ達が、隣国ファリスの動きや、【暁の鶏】の動向を探ろうとする中で、【暁の鶏】が探していた「リリィ・オーラミュンデの鍵」を持っていたことを思い出したコニーは、それを渡すために王立憲兵局を訪れる。そして、ランドルフとのやり取りを見ていた彼の同僚のカイルに、そのぎこちないやり取りから偽装婚約していることを見破られてしまい…。スカーレットが処刑された10年前の事件を探る中で、コニーとランドルフの仲も微妙に進展する(?)第7巻!!
「──英雄のように」アリィの魂を導く、女神の言葉。 アリィがシャルザードの王子だと看破し、彼女が祖国に戻る旅路に帯同することにしたフレイヤ。二人はリオードの町の市場(バザール)で旅の準備を始めるが、アリィは自由奔放なフレイヤに振り回されてしまう。そして過酷な砂漠での旅路の中で、自分の伴侶(オーズ)となるかもしれないアリィに、フレイヤは王として導く言葉を投げかけ──…!? フレイヤの奔放な魅力が全開となる第2巻!!
攫われたケイトを助けるために、コニーが選んだ行動は──!? ブロンソン商会を訪ねた帰り道、偽御者に攫われそうになったところをオルダスに助けられ、アビゲイルが所有する高級娼館に連れていかれたコニー。偽御者がランドルフ達が追っていた【暁の鶏】と判明し、自分が危険な立場にいると自覚したコニーは、自分を心配してくれるケイトを遠ざけようとするが、その願いはむなしくケイトは攫われ、脅迫状が届くのだった。攫われたケイトを助けるために行動に出るコニーだが、同じく攫われたファリス第七王子の安否や、セシリアの出生を探る新聞記者のアメリア・ホッブス、ソルディタ共和国の商人バド達も動き始めて…。コニーは無事ケイトを救うことができるのか──!? 緊迫の第6巻!!
美神フレイヤが『運命の伴侶(オーズ)』を求めて一人旅──。 「私の伴侶はどこにいるのかしら?」 そう呟いた美神フレイヤは、『運命の伴侶』を求めて、一人迷宮都市の外へ出てしまう。頭を抱える眷族達を他所に、女神が辿り着いた先は、大砂漠世界カイオス。そこでフレイヤが出会うのは、若き『王』。そして巻き込まれる熱砂の動乱の中、自由奔放な女神とその眷族達が所狭しと活躍するクロニクル・シリーズ第二弾、コミカライズが遂に開幕!!
セシリアとの対面で深まる疑惑と、コニーに迫る新たな危機──!! デボラが主催する「口なき貴婦人たちの茶会」という名の査問会に召喚され、理不尽な私刑を受けたものの、スカーレットの協力とランドルフの依頼で駆けつけたアビゲイルに助けられ、なんとか切り抜けることが出来たコニー。だがその後、コニーについてのゴシップ記事が書かれ、それを読み抗議に来た市民団体のキンバリーに絡まれたところで、親友・ケイトの助けが入る。ただ事情を話せないコニーとケイトの仲は、これまでのようにはいかなくなって…。またセシリアとの二度目の対面や、王宮で新たに知った事件を探る中で、コニーに新たなる危険が迫る──!! スカーレットとの仲がさらに深まり、ランドルフとコニーの距離も秘かに近づく第5巻!!
最強のバディで、悪女達に挑む!! グレイル家の家訓である『誠実』という言葉を言い訳にするのをやめ、自分が守りたいもの、守りたい人たちのためにはなんだってしてやると決意をしたコンスタンス・グレイル。ジョン・ドゥ伯爵の夜会で事件に巻き込まれた流れで、何故かランドルフ・アルスターと婚約することになった彼女は、借金返済のためではなく、小宮殿でパメラの糾弾から助けてもらったお礼に、スカーレットを助けることを改めて約束する。そうして、セシリアとの初対面を迎え、デボラが主催する「口なき貴婦人たちの茶会」に召喚されたコニーを待ち受けるのは…!? 真の友情で結ばれたコニーとスカーレットが、更なる悪女たちに挑む、女の戦いが始まる第4巻!!
アンナ救出の結末は──…!? グラン・カジノ編、完結!! 賭博に勝利した報酬として、テリーが囲う女性たち全員の解放を求めるリュー。だが、その願いを到底受け入れられないテリーは、『黒拳』『黒猫』の通り名をそれぞれ持つ二人の用心棒をリューに差し向ける。こうして、アンナ救出に端を発した騒動は、大賭博場全体を巻き込みながら、リューの戦闘に決着が委ねられることに──…。「疾風の妖精譚」、グラン・カジノ編、遂に完結!!