作者 : 樋渡りん
依頼された漆器の課題に悩む海尋。〈br〉 そんな折、海尋の仕事場にやってきた紬が海尋の仕事ぶりを見て…?〈br〉 新しい紬の一面を知って慌てる海尋、紬の胸の奥にじんわり灯った気持ち。〈br〉 一方通行だった気持ちがしっかりと交差し始める第2巻。
漆を使いさまざまなものを作る「漆芸家」を目指す高校3年生の金山海尋。 祖父から「使ってくれる人のことを考えて作れ」という課題を出されるが、いまいちピンと来てない様子。 そんな時、旅館で働いている深谷紬という女性と出会い、漆芸家として、男子として変化が…!? 伝統工芸に身を捧げる年下男子に芽生えた清らかな想い。 がむしゃらにがんばる男の子は拙いかもしれないけれどかっこいい。
いつでも一生懸命な冠さん。その笑顔と温かさからお客さんに愛されて、いつも忙しくしています。 季節の移ろいを感じつつ、訪れる人々の変化や節目の想いを、時計を通じてお手伝い。 ここに来れば悩んでいる人たちも最後は素敵な笑顔になる。 そんな魅力が「冠時計店」には詰まっています。 今日はどんな人がやってくるだろう…? 心温まる時計の絆の物語、これにて一旦終幕です。
地域情報誌の取材が冠時計店に! その確かな腕と美しさから、ますます有名になっていく冠さん。 誌面に載った自分に驚きつつも、やることは変わらず時計の修理とメンテナンス。 訪れるお客さんのエピソードを聞いていると、身近な人の失敗談を思い出したり。 時計から始まり、巡り巡る人々の輪。 その中心にはいつも冠さんがいて、自然と皆が笑顔になる。 今日も冠時計店は元気に営業しています。
初めて時計を買った時のこと、覚えていますか? 長い時間をかけて、色々考え末に選んだ時計。 その瞬間は、ずっと忘れない素敵な思い出として刻まれているはずです。 他にも、恋人にプレゼントしてもらった時計や、小さい子供たからの手作り時計。 目が悪くなってきたおばあちゃんのためにプレゼントした時計など… 日常に溶け込む時計たちは、ふとした時にその絆を感じさせてくれます。 時計技師・冠さんの日常を覗きながら、一緒に時計との思い出に浸りませんか?
街で時計店を営むお姉さん・冠綾子。 街で人気者の彼女のもとには、今日も時計に関する依頼がやってきます。 鉄道運転士の父親の仕事にまつわる時計のお話。 新婚旅行で購入した老夫婦の思い出が刻まれた時計。 防水時計の仕組みなどーー。 冠さんを通じて時計がもっと身近になる。 時計と共に刻む人々の絆を描いた、心温まるお話たち。