作者 : 津田穂波
現代まで続く江戸幕府。15年前の江戸城襲撃をきっかけに、江戸城の警備体制が見直され、城を取り囲む各門には「門官」が配備された。ある日、一橋門の門長・伊呂八に清水徳川家・兎斗丸の護衛の要請が入る。伊呂八は成瀬と増山を護衛担当にするが、戻った二人はなぜか傷だらけで…。二人が受けた理不尽な要求の数々を知り、伊呂八は翌日の護衛を交代してもらう。そして、門長の伊呂八を気に入った兎斗丸にある場所へ向かうよう指示され…!?
夜になっても旅先の宿泊所に戻らないミキとレオ。二人は暴漢に拉致され、廃ホテルで命の危機に瀕していた。一味を追い、陰から様子を窺う刑事・両神ことヤーヌス…。組織のボスから二人を見過ごすよう厳命が下るが、葛藤する両神に突如異変が起きる…。双子の姉妹、二重人格の青年、闇の顔を持つ刑事、全ての謎が解ける時、真実は明かされる──! 複雑に絡み合う学園ミステリー、完結!!
図書館事件以降、様子が変わったミキを案じる友人達。「オレ」は覇気を無くしたミキをけしかけるも、表向きの人格「ボク」に暴走を止められる。僕徒レオの中でも何かが変わろうとしていた──。そして西園寺の提案で、夏休みを利用して宿泊旅行に出かけることになった面々。「オレ」とミキは、ヒタリの死の真相を探るため刑事・両神に揺さぶりをかけるが…!?
無防備な西園寺の無実を証明するため、殺人事件のトリックに使われた小説『2分の1の殺意』を2万冊もの蔵書の中から探し出すことにしたミキたち。与えられた時間はたった25分。暗雲漂う中、ミキはレオの主人格「オレ」に望みを託す。彼には真犯人を揺さぶる、ある秘策があった。タイムアップが刻々と迫る中、その時はやってくる。駆け引きが交差する図書館編、解決へ──!!
君乃ミキに二重人格を見破られた僕徒レオの主人格「オレ」は、しぶしぶ、彼女の妹・ヒタリの死を探る協力者となる。そんな矢先、二人の前に現れた刑事・両神 真。ヒタリの死の謎を深追いしないよう忠告する彼にはミキを真相から遠ざけたい理由があった──。警察で暗躍する異能の刑事・両神の正体とは!? そして再び、新たな殺人事件が──!!
波乱のデートの最後に、ミキが案内した場所、そこは妹・ヒタリの死亡現場だった。警戒する主人格「オレ」は「ボク」の後ろで見守るがミキは、「ボク」が秘密裏に一ノ瀬ユリと交わしたスマホのやり取りを見事推理、「ボク」を追いつめる。だが、焦る「ボク」の対応に満足する「オレ」。ミキの秘密を暴く作戦成功を予感するが、一転、ミキは「オレ」の存在を言い当てる──!!
君乃ミキの双子の妹・ヒタリは、本当に事故死だったのか!? 僕徒レオの二重人格の主人格「オレ」は、表の人格「ボク」を操り、真相を探り始める。一方、ミキに疑念を抱くヒタリの親友・一ノ瀬ユリと情報を交換することになった「ボク」。正反対の姉妹に何が起きたのか? ミキの正体を暴こうと動き始める「オレ」。そんなある日「ボク」は、ミキにデートに誘われ…。
まさか二重人格──!? 殺人事件をきっかけに「ボクちゃん」こと僕徒レオに疑念を抱く君乃ミキ。果たして、その推理は正しかった。僕徒レオの主人格「オレ」は、「ボク」という仮面の人格を隠れ蓑に、己の歪んだ楽しみに耽っていたのだ。だが、貪欲に「解」を求める君乃にその正体がバレることを恐れ、「人殺し」と呼ばれた彼女の過去を探り始める。本性を暴く熾烈な騙し合いは、目まぐるしく入れ替わり…!!
僕徒レオ、通称「ボクちゃん」は気弱で一人ぼっちの高校2年生。そんな彼の隣の席に座っていたのは、君乃ミキという居眠りばかりしている女子生徒だった。ある日、クラスメイトの姫川が行方不明に。この事件に興味を持った君乃は僕徒と共に美術室へ向かい事件の真相を目指すというが──!? 二人の不可「解」な学園推理サスペンスの幕が上がる──。
審神者によって顕現された付喪神・刀剣男士達は、時代を遡り歴史の改変を目論む時間遡行軍を倒す為、己が刀を振るう。坂本龍馬に関する歴史に介入し、暗躍を続ける時間遡行軍。陸奥守が元の主である龍馬への想いを断ち切る一方で、土方歳三と出会った堀川は姿をくらませてしまう。そして、堀川は再び和泉守の前に現れるが…!?
審神者によって顕現された付喪神・刀剣男士達は、時代を遡り歴史の改変を目論む時間遡行軍を倒す為、己が刀を振るう。 第一部隊も無事任務を終え帰還。一方、歴史を守ることの意味を己に問い続けていた和泉守は一つの答えを見出した。そして審神者から伝えられる新たな任務は慶応二年の京都・伏見で──。
審神者によって顕現された付喪神・刀剣男士達は、時代を遡り歴史の改変を目論む時間遡行軍を倒す為、己が刀を振るう。 江戸での任務を成功させ、帰還した第二部隊。和泉守と堀川は、自らの力不足に忸怩たる想いを抱える。さらに本丸では、第一部隊に出陣の命が下り!?
審神者によって顕現された付喪神・刀剣男士達は、時代を遡り歴史の改変を目論む時間遡行軍を倒す為己が刀を振るう。 新たなる指令「慶応四年の江戸、勝海舟と西郷隆盛の会談の警護」を受け江戸へと向かう第二部隊。時間遡行軍の蠢動を収めることはできるか!?
審神者によって顕現された付喪神・刀剣男士達は、時代を遡り歴史の改変を目論む時間遡行軍を倒す為己が刀を振るう。「文久三年のとある城下町に時間遡行軍が襲来」という指令を受けた和泉守兼定と堀川国広は、幕末の世に出陣するが…!?