作者 : 爾弥餡丸
魔物と人との戦争は魔王と王女の愛によって終わり、世界に平和がもたらされました。二人は魔物と人の共生を願い、各地に魔物の暮らす場所を見つける旅をしました。そして魔王と王女が二人きりで暮らし始めてから60年‥‥王女は今わの際で魔王に告げました「魔物達を世に放ったのは間違いだった」と。最愛の妻を喪った魔王は旅に出ます。自分のおかした過ちと向き合い、今度こそ魔物と人が共に生きる世界を実現するために‥‥。
「私たちは諦めない。たとえいかに絶望的な状況でも‥」 “ヒルコの魂の欠片”を取り戻すため旅に出た神殺一行は 咎組の妖狐・雫赴音を新たに仲間に加え、 神軍によって亡ぼされた儡渦国・神棲山へと辿り着く。 立ちはだかる六道仙将の一角、禦孤と雲壌脊負い、 そして石凝徒斃神との度重なる戦闘の中、 明らかになる“神殺”の力の真実とはーーーー。 この“殺意”は、死せず。本格ダークファンタジー、堂々完結。
本当の幻想<ファンタジー>がここにある。 ーーーー生温い幻想に飽きたアナタへ。 「神なぞに運命を委ねてたまるものか」 神々が世界を終わらせるその日、 兄哉は殺され人間は敗北した、はずだった。 新たなる神の介入により、 敗北の歴史から時空の扉をくぐった燕姫は、 「二周目の世界」へたどり着く。 敗北の味を知った姫は、 “神殺し”の決意を新たに旅立つーー。 最愛の“妹”のため、 “兄哉”は“異形”となる。
兄妹の絆が神を殺すーー。 生温いファンタジーに飽きたアナタへ。 壮絶なる残酷幻想<ダークファンタジー>、始動。 日ノ本は、滅亡の危機に瀕していた。 天上の神々が、人間世界を侵攻し始めたからだ。 神を眼前にし絶望する亡国の王女・燕姫は、 しかし間一髪で男に命を救われる。 少女を背負い、その口から刀を引き抜いた男は、 絶対の神に向かってこう告げるーー。 「神は鏖(みなごろし)だ」