作者 : 甲田学人
ほうかごがかり(2)ほうかごがかり(2)
「無名不思議」と称されるおぞましい怪異の管理者兼観察者として、「ほうかご」という異界に招かれた小学六年生の二森啓。 観察を続けることによって怪異は沈静化し異界に留まるはずが、啓の担当する怪異「まっかっかさん」は彼の日常にその姿を現し始める。 じりじりと摩耗する啓の魂。遂に捕食者たる怪異の毒牙が彼の命に届きーー? 響き渡る絶叫が更なる悲劇の呼び水となる。 甲田学人による描きおろしSSも収録。 鬼才が放つ“真夜中のメルヘン”、コミカライズ第二弾
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木戸野亜紀は雨が降る山の中で待っていた。 そんな中、母の教えを思い出す。 恨んではいけない。 妬んではいけない。 そんな教えを守れなかった自分は親不孝者だ── 木戸野はぼんやりとした頭で思考する。 山には雨が降り続ける。 木戸野は待っていた。 悪魔を待っていた。 呪いのFAX、犬神筋、“機関”──木戸野亜紀を中心に呪いは渦巻いていく。 呪いを紡ぐ伝奇ホラーの超傑作、第4巻。
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