作者 : 真船一雄
一也と宮坂の吉報が各所を巡り、みんなはお祝いムード! 同期やお世話になった人への報告を済ませ、 残るは両親へのご挨拶…。 そしてKAZUYAが遺したメスの一つは、 1年間赴任したある高校の生徒のもとへと渡っていた…!
多忙な年末年始の救急外来をカバーするために、 人員補充に入った斉藤。 千変万化の救急にそつなく対応するも、 斉藤はとあるコンプレックスを抱えていた…。 ドクターTETSUに、引導を渡さんとするZ世代のフリーの医者。 そして高品総合病院で研修中の一也と宮坂は、 「移植医療」を学ぶために、ある人物のもとを訪れていたーー。 それぞれが次なるステージに進む、記念すべき第50巻!
「医者いらずの島」から来た娘・神津海(こうづカイ)家の高校生活が始まった。明るく爽やかで運動神経抜群。人気者になった彼女の周りでは、「Kの血筋」を試される出来事が。そして、高品病院で学ぶ一也(かずなり)。当代「K」のもとで修行する龍太郎(りゅうたろう)も、スーパードクターを目指す学びと成長の日々を生きる……!
高品親子の関係修復にT村が巻き込まれている頃。神代(かみしろ)家執事の村井(むらい)は、とある島に向かっていた。そこは、近隣の住民に「医者いらずの島」と、ひそかに言い慣わされている島。「K」の血筋に連なる神津(こうづ)家の娘を連れ出し、広く深く医学を学ばせるため。そして、島に身を寄せている「ある男」に会うため……。
高品総合病院を一代で築き上げた男・高品龍一。医療界のレジェンド『スーパードクターK』の盟友と言われ、その人望を頼って多くの優秀な医者が彼の門戸を叩く。しかしそんな男の唯一の弱みは、息子である龍太郎。こじれていた関係を修復するため一大決心をし、彼を預けていた当代「K」こと神代一人(かみしろかずと)の村へ向かい、親子の対話を試みるが……。
かつて、日本の移植医療の現状を「鈍行列車」と喩え、急ぎすぎるあまりに道を踏み外した男がいた。 それから15年。その時をひたすら師の鎮魂に捧げていた愛弟子に、復活の時が訪れる……! 「K」の称号を受け継ぎし、神代一人(かみしろかずと)。そして、「K」の遺伝子を継ぐ一也(かずなり)。 医の理想と希望を体現する二人は今、ふたたび過去の絆をたどり、新たな道を模索し始める。 『スーパードクターK』から続く医療漫画の金字塔。その頂はまだ見えない……!
「K」と高品。かつて医の世界で携え合った男たちの後継者が、今、目覚めの時を迎えている。 「K」の遺伝子を継ぐ一也(かずなり)は高品総合病院へ。高品の息子・龍太郎は「K」の村へ。 高品病院で一也を指導するのは、かつてKAZUYAの薫陶を受けた医師・谷岡の息子。一也の中に「K」の一族が持つ強い信念を見出し、大病院の明日の姿を描き始める。 そして龍太郎も、「K」の一族を守ってきた医療リテラシーの高い村で住人に揉まれながら、「何か」の才能を開花させる兆しが……。 『スーパードクターK』から脈々と受け継がれる魂とストーリー。 医療漫画の金字塔は、さらなる高みを目指して……!
「K」の後継者・一也と高品総合病院長のボンクラ息子・龍太郎の電撃トレード! それぞれ新天地での日々は、波乱万丈。一也は総合病院という大組織において個人プレーをたしなめられ、龍太郎は人手の足りない山村でいきなり最前線に立たされ……。 しかし、龍太郎は技術が至らない中でも患者の症状を察する力を発揮し始め、一方の一也も、最後まで患者を責任を持って診るスタンスが外科部長の心を動かしつつある。 先達たちが願ってやまなかった医の理想は、若手たちの熱き思いが叶えていくのか。 医療漫画の金字塔は、さらなるステージへ……!
「K」の後継者・一也と切磋琢磨し、次代の医療を担う医学部の同期たち。 その一人。高品総合病院で励む斉藤も、新人研修医を指導する立場になっていた。 ところが新人の中に、とある問題児が……。それは他でもない、高品院長の息子・龍太郎。 医療の最前線で身を粉にし、育児を人任せにしてしまった高品は、その負い目から息子を諫められない。 身を切るような苦悩をKに打ち明けた高品が、ついに降した決断とは……? そして、Kの村で順調に成長していた一也と宮坂にも、青天霹靂の変化が……!
共に学んだ医学部の同期の皆は、現在、初期研修の真っただ中。 コロナ病棟で奮闘する深見くん、死因の究明に乗り出す仙道くん、オペの経験を積む斉藤さん。 小児科専門医を目指す青山さん、形成外科医を嘱望されている緒形くん。 そして、一也と宮坂さんはドクターKの下で日々研鑽を積んでいた。 かつてKに鍛えられた医者の卵たちは、日々の難題を持ち前の力で打ち破る!
アメリカ留学を控えた譲介の前に、またしてもTETSUが現れた! ヤクザの組長を治療するため、ある人物の心臓が狙われているという。事情を把握したKは、譲介と一也を現場へ送り出す。 厳しい状況の中、コロナ患者を受け入れている病院から窮状を知らされる。患者と医療従事者を助けるため、一也はECMO(エクモ)治療の最前線へ向かう。
大学を卒業し晴れて医師となった一也(かずなり)は、突発的に起こる頭痛に悩まされていた。 このまま治らなければ、外科医を諦めざるをえない…。 その苦しみを分かち合ってくれたのは、アメリカ出身の医師・朝倉省吾(あさくらしょうご)だった。 しかし、彼自身もまた弱さを抱えておりーー。 緊急を要する患者に対し、二人はメスを握ることができるのか!?
どういう医者になれるのか。卒業試験と国家試験を控えた医学生たちの悩みは尽きない。ある者は泣き叫ぶ子供の治療をすることで将来の専門を見据え、またある者はチーム医療の現場を目の当たりにすることで研修先を決めていく。そして、それぞれの思いを抱えながら迎えた医師国家試験当日。バスで会場に向かう最中、事故は起きた。その時、彼らが取った行動とは!?
コロナウイルスの流行を受け、帰郷した一也(かずなり)は、医学部の同期である宮坂(みやさか)さんと共に、Kの村に身を寄せることとなった。虫歯の治療もためらうご時世の中、ドクターKの診療に感銘を受けた宮坂さんは、ある日、患者の緊急オペに踏み切る。卒業試験&国家試験を控えた医学部6回生たちの未来やいかに!? 緊急事態宣言の下、医者の卵の葛藤を描いた9編を収録。
世継ぎ誕生の際は人為的な手を加えてはならないーー帝王切開をもご法度とするティガワール王家のしきたりである。王妃の懐妊は多くの問題を孕んでいた。お腹の子を抹殺せんとする勢力、進行する王妃の病、そして胎児の異常。王国に招聘された闇医者TETSUは一也(かずなり)を巻き込み、己の野望を実現せんと目論む。ティガワール王国の歴史と伝統にドクターKのメスが入る!
母の死が引き金となり、一也はドクターKとして新たな一歩を踏み出した。担当患者の死、夜間の緊急オペ、原因不明の意識障害、ウイルスの院内感染ーー懐かしい兄弟子の病院で、研修医たちと過ごすことで、傷は癒やされたかのように見えた。ところが、そんな一也を試すかのように黒い影が付きまとう。影がいざなうその先は、陰謀が渦巻く異国へと続いていた……。
古(いにいえ)より優れた医術を誇るK一族。その子孫にあたる神津家(こうづけ)の一人娘の海(カイ)もまた、医学を究めんと前に進み始めていた。人を救う人間になりたいーー再び医療の原点に触れた一也(かずなり)は、ある地方の総合病院へ向かう。かつて同じ師の下で研鑽を積んだ、懐かしい兄弟子に会うために。どこか日和見主義な新人医師たちと共に研修の日々が始まった!
旅を続ける一也(かずなり)が次に向かったのは、内海に浮かぶ小さな島。“医者いらずの島”の通り名とは裏腹に、そこには最先端の治療を受けて暮らす人々の姿があった。島の秘密を探ろうとする一也だったが、ある少女に助けを求められる。幼いながらも怪我人に完璧な応急処置を施す少女が案内したのは島唯一の診療所! そこにはマント姿の医者が待っていて……。