作者 : 荻原数馬
一振りの刀が、国の運命を揺るがすーー!? ルッツたちの作った鬼哭刀を携え、マクシミリアン伯爵が向かったのは、武具マニアの貴族たちが集う交流会。見事に鬼哭刀は貴族たちの関心を惹きつけることに成功するが、そこへ、国有数の侯爵であるベオウルフが現れる。彼もまた刀の出来に魅了されたのも束の間、会場を後にするとともに、マクシミリアンを別室へ呼び出した。そこでマクシミリアンは、現在この国が他国と緊張状態にあること、そして、その和平交渉の道具として、鬼哭刀を利用したいと告げられて…!! 一振りの刀が、緊迫した政局に風を巻き起こす…!?
二人の鍛冶師が己の技術と誇りを懸けて伝説の剣に挑む!! ゲルハルトの元にやってきたのは、鍛冶師ボルビス。彼はかつてゲルハルトと共に冒険者をやっていたが、伝説の剣を求めるあまり無謀な挑戦を行い、仲間を失った過去を持つ。自身が鍛冶師としての情熱を失い、いつしか惰性で剣を作っていたことを痛感したボルビスは、再度ゲルハルトの元を訪れると、もう一度鍛冶師としての腕を磨くために、ルッツへの弟子入りを志願して…!?
伯爵に献上する極上の一振りを生み出せ!!鍛冶師としての腕が、今問われる…!! 伯爵から暇をもらったゲルハルトだったが、伯爵の鶴の一声で、彼専用の刀を用意することに…。そこで頼ったのが、魔剣の生みの親であるルッツだった。思いもかけない突然の来訪者に驚くルッツであったが、ゲルハルトからの依頼を引き受け、伯爵に献上する刀の製作に挑む…!!さらにルッツのもとには、かつて手放した刀を携え、現在の持ち主である勇者リカルドが訪れてーー。
偶然生まれた至極の刀が、無名の鍛冶師の運命を斬り拓く!! 無名の鍛冶師・ルッツはある日、意図せず人生最高傑作となる刀を打ち出す。……が、ある事件をきっかけに、その刀を手放すことになってしまう。刀には銘を入れ忘れており、自分が製作者だと証明することもできないーー。一方、手放した刀を手にしたのは、伯爵お抱えの付呪術師ゲルハルト。刀を手にした彼は、刀身の美しさに魅了され……。無名の鍛冶師と無銘の刀が、人々の心と運命を突き動かす鍛冶ファンタジー!!
人気キャスター・神無月銀子襲来、挽肉の貴公子・神宮京志郎、天才料理人・薬師寺仁…濃くてイカれたヤツらと食べる料理はウマい!? 四の五の言わず喰らえ! 前代未聞のグルメコメディ、ついに最終巻!
最高の料理の腕を自負し、自らが作る最高の料理を自分が食べるためだけに使いたい三十路過ぎの洋食屋・洋二。彼の日常は、濃すぎる常連客と従業員や料理仲間たちに囲まれーーなぜこんなことばかり起こる!?