作者 : 蒼和伸
グルルが山で見つけた銀の板が呪具に使われるものだったことを知ったアルフは、他にも呪具がないか、山の洞窟に探索に向かった。一方、街では、憲兵が市場で押収した未解呪の呪具から呪痕が発生してしまい、王国が危機にさらされていた…!? 解読スキル×無敵アーティファクトで新たな未来を掴め!! 呪具に全てを懸ける男の復讐劇、待望の第3巻!!
奈落の底で見つけた“転移陣”を使い、地上に戻ることができたアルフとリフィア。偶然、近くに住む村人グルルに助けられ、彼の家で世話になることに。だが、グルルは謎の呪痕に苦しめられていた──!? 解読スキル×無敵アーティファクトで呪いを解き放て!! 全てを失った男の復讐劇、待望の第2巻!!
王国直属の解呪士だったアルフ・リードは、ある日、王族への反逆罪で捕まってしまう。身に覚えのないアルフは反論するが、聞き入れられず、「奈落の底」へ投獄されてしまうが──!? 解読スキル×無敵アーティファクトで地獄から這い上がれ!! 迷宮アクション復讐劇第1巻!!
十師族としての任務のため沖縄に渡った司波兄妹は、つかの間の余暇を使って南国を満喫する。観光名所を巡ったり、深雪の誕生日を祝ったりと、限られた時間ながら二人は幸福なひとときを過ごす。だが、そんな彼らを遠くから見つめる影があったーー。オーストラリア軍の魔法師であるジャスミン・ウィリアムズとジェームズ・J・ジョンソン、そして大亜連合からの脱走兵たち。人工島の竣工記念パーティーを襲い日本に混乱をもたらさんとする一団は、司波兄妹を次なる標的と定めていた……。
二〇九七年三月。イギリスが誇る戦略級魔法師、ウィリアム・マクロードはオーストラリア軍と提携し、日本を標的とした作戦を進めていた。一方、達也と深雪は四葉真夜から呼び出しを受け、沖縄に行くことを依頼される。表向きは、五年前に起こった沖縄侵攻事件の慰霊祭に十師族の公務として参加するため。しかし真の目的は、人工島の竣工記念パーティーを狙ったテロ計画を止めることにあった。南洋の小島を舞台に、複数の思惑が交差する大事件がいま始まりつつあった……。
十師族、国防軍、大陸の術者……裏でさまざまな者たちの思惑が絡み合ったまま、二〇九六年度の九校戦は粛々と日程を消化していく。一高は依然、総合成績でトップを走る三高に大きく水をあけられていた。 達也は日中を技術スタッフとしての業務に、夜は九島家の陰謀を暴くための調査に時間を割くという二重生活を続けるもいずれも成果は芳しくなく、焦りと疲労だけが着実に蓄積していく……。 そんな達也のために、ついに深雪が立ち上がる! 最愛の妹の決意を受け、達也が至った結論はーー。
九島家の目的は、パラサイトを宿した人型兵器ーー“パラサイドール”を完成させることにあった。 計画の一端は掴んだものの、達也たちはいまだ有効な手立てを講じられないまま九校戦開幕の日を迎える。 ライバル・一条将輝との再会、大会の陰でうごめく者たち、そして新競技に蔓延る違和感……。 謎めいた九島家の企みに、達也の打つ手はあるのか!? 激動の九校戦が、遂に幕を開けるーー!
二〇九六年六月。二年生になった達也たちの間では、今年の九校戦の噂が飛び交っていた。そんな折、魔法科第一高校に届いた九校戦の今年の開催要項ーーそこには競技種目の大幅な入れ替えが記されており、着々と準備を進めていた(はずだった)生徒会は大混乱! 達也たちも準備に奔走することになる。一方、裏の世界では十師族の一つ・九島家が九校戦を利用した不穏な企みを進めていた……。