作者 : 谷川史子
降り積もる時間の中、生まれたはじめてたち──。 かつて秘密の関係だった諏訪内さん。彼の演奏会に行くか悩んだ与は─。 旅行先で喧嘩。洋子は長年連れ添ったパパの気持ちがわからなくなって…。 数十年分の思い出が枷になって断捨離が進まない、侑子。 璃世は結婚に前向きになれない…。それは両親に抱き続けてきた、とある想いが…? “はじめて”をめぐるシリーズ連載、第9巻。《クリスマス編》完結&新たな物語収録!
いろんな“はじめて”が、きら、きらり。 目に見える愛を欲す、香菜。鳥野なりの想いとは!? 「カナはよくプリン食ってるなあって」 職場の後輩・白石によって過去の恋愛を見つめ直す、与。 「この涙はなに 切ないの 苦しいの 懐かしいの それとも」 “はじめて”をめぐるシリーズ連載≪クリスマス編≫目がはなせない第8巻!
聖なる夜のちょっと前。3人の心に鳴り響く、はじめて──。 諏訪内との別れからしばらく。恋愛から距離を置き、仕事に没頭する与。後輩・白石に食事に誘われるが…。 遠距離恋愛中の北別府は会った時に花房を驚かせたい一心で洋服屋へ飛び込む。 同棲中の彼・鳥野の気持ちが分からなくなった香菜は家を出て…? “はじめて”をめぐるシリーズ連載、《クリスマス編》の第7巻。
一緒に暮らしていても、大事なことを黙っていたあの人。 ちょっとしたことで知り合っただけの、でもとても気になるあの人。 これから生涯を共に過ごすだろう、あの人──。 “はじめて"をめぐるシリーズ連載、切なくも美しい第6巻。
こんなふうにドキドキするのも嬉しいのも不安なのも全部、はじめてーー。 博物館で働き、ランニングが趣味の北別府美登利(きたべっぷみどり)(35)はひょんなことから会社員・花房一陽(はなぶさかずあき)と出会い、ランニングで意気投合。彼の明るい性格に、次第に惹かれていくけれど、花房には彼女がいた。美登利は花房と距離を置くことを決めたけれど、つのる想いに心を焦がす。一方、花房の気持ちはーー。“はじめて"をめぐるシリーズ連載、《北別府編》クライマックス!
はじめてもっと一緒にいたいと願ってしまったひと── 大学時代に出会ってから10年間同じひとにときめき続けてきた だけど気持ちは秘密。しかし、そのままではいられない出来事が─。 博物館で働き、趣味はランニング。北別府美登利(35)はひたすら結婚式に招待され続けている。その結婚式でであった花房一陽とランニングの趣味で意気投合しいっしょに走るようになるが花房には彼女がいて─。 “はじめて"をめぐるシリーズ連載秘めた想いが積もる第4巻!
はじめて愛したひとは好きになってはいけないひと── わかっていたけれど離れられなかった 誰にも内緒で好きでいれたら うちのめされ逡巡しながら 16才年上のチェリスト・諏訪内と絵画修復士・与の過ごした季節─。 叔母の残した缶に秘められた想い。仕事に生きるさとこのこれから。 “はじめて"をめぐる珠玉の連作集第3巻!