作者 : 車田正美
蛇夫宮のオデッセウスの肉体を完全に憑依させたアスクレピオスの前で全く歯が立たない紫龍たち。神殺しの剣でアテナ沙織の命を奪おうとしたその瞬間、突如、蛇夫宮に黄金聖衣が集結した。一方、この時代のアテナであるサーシャを守る天馬の前に現れた天猛星ワイバーンのシャガール。天馬を一蹴し、サーシャをハーデス城に連れて行こうとし…!? それぞれの思惑が交錯する激動の最終巻!!!
聖闘士たちが戦えぬ状況で始まった女神ネメシスの神罰執行を止めるため、 海皇ポセイドンの誇る七人の海将軍がネメシスの聖域へと攻め入った。 しかし七人は、いつの間にか複数に分けられてしまう。 そのうちが一組、海龍のカノンとリュムナデスのカーサ。この二人の前に竜牙のカドモスが立ちはだかった。 二人がかりの攻撃すらなんなく跳ね返すカドモスに対して、さらに小宇宙を高めるカーサに呼応しリュムナデスの鱗衣が真鱗衣に進化! カーサが小宇宙の高まりをそのまま「エビルアイズハレーション」に乗せて放ち、 さらにカノンが「幻朧魔皇拳」をカドモスに打ち込むがーー。 地上の平和を守るための戦い、海将軍VS英魂士激闘が、さらなる局面に突入した!
天貴星グリフォンの放った小宇宙の糸によって、追いつめられた蠍座の黄金聖闘士エウラリア。そんなエウラリアに水瓶座の黄金聖闘士トリスタンが授けていた絶体絶命の事態を覆す策とは……!?
サーシャがこの時代のアテナであることを感づいたパンドラはサーシャ殺しをハーデス軍に命令。 同時期、オデッセウスもサーシャがアテナであることに気づき、サーシャを守るように天馬に指示をし…!? 冥王神話も最終シリーズに突入!!!
さらば、“太陽のような男”菊川仁義!! 九十九里に戻った仁義軍の元に武島軍からの決戦状が届く! 両軍、決戦の舞台となる富士裾野に集結。全面対決へ! そして菊川仁義と武島将 因縁の二人が再び相対する…!!
地上に再臨したアテナを亡き者として、「聖戦」を再び振り出しに戻そうとするポントス。一輝はアテナを守ろうとポントスに挑むが、地上に聖衣がない今、生身での闘いはあまりにも無謀だった。だがそのとき、暗黒聖闘士の生き残りである暗黒天馬星座が、己の小宇宙の全てをかけて暗黒聖衣を光り輝く黄金聖衣へと再生させた! 獅子座の黄金聖衣を纏った一輝の拳が希望の光となる!
冥王ハーデスとの闘いで疲弊した聖域。星矢たちも不在でという中で、女神ネメシスの怒りにふれ地上は破滅の時を迎えようとしていた! その時、ハーデスの呼びかけで覚醒した海皇ポセイドンは、七人の海将軍と共に、ネメシスとそれに仕える英魂士に戦いを挑む!
星矢は人柱となり、アテナは滅びた…。神の勝利を確信した 「一つ目神」たちであったが、新たなる「聖戦」の始まりとの 言葉がきっかけとなり、再び赤子としてアテナは降誕した。 聖闘士が消え去り、絶望が支配する地上。赤子のアテナの前に 最後の、そして最初の聖闘士としてフェニックス一輝が帰還した!