作者 : 転はくと
番犬につける惚れ薬は番犬につける惚れ薬は
「惚れ薬なんて必要ない、だってもう惚れてる」 薬に溺れ蒸発した友人が残した借金を、 ただ無気力に返済する日々を過ごす悠雅が出会ったのは、 巷で噂の「惚れ薬売り」のリトだった。 薬なんて嫌いなはずなのに、なぜかこの人のことを放っておけないーー。 悠雅は初めて抱く強烈な気持ちの正体を突き止めるべく、 何かと絡まれがちなリトの用心棒に立候補し、 家に転がり込み、行動を共にすることに。 朴訥とした振る舞いとは裏腹に、グイグイと距離を詰めてくる悠雅。 初めは厄介に思うリトだったが、真っ直ぐに向けられる悠雅の視線を、熱を、 次第に心地よく感じるようになり…?
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