作者 : 音中さわき
日与守家・財政立て直しのための政略結婚が破談に。ほっとしつつも、引き続き財政はひっ迫したまま。 その危機を打開すべく、十和はおよそ令嬢らしからぬ考えにたどり着く。 そんな中、ルイスに強制帰国の命令が下り、命令に背いたルイスは十和の前から姿を消してしまう。 ルイスを探す英国側と、ヴァンパイアを憎むハンターが、十和を餌にルイスを追い込もうと画策する。 ニ人の別れが、刻一刻と近づいていたーーー。
吸血鬼に一族を滅ぼされた人間の逆恨みにより、銀弾を撃ち込まれたルイス。抑えていた吸血鬼としての本能が十和を襲うーー。相容れない種族の壁が、近づきつつあった二人を引き離す!
ついに始まった鹿鳴館のダンスパーティー。そこで十和は初めて婚約者に会うことに。ルイス先生に気持ちが傾きつつも、華族の令嬢としての運命から逃れなれない十和。そんな時、パーティー会場で爆発騒ぎが起き…。
いがみ合っていた華族の令嬢・麗子と、庶民出のちよ。二人の仲が十和を中心にまとまり十和にも日常が戻ってきた。そんな十和にまさかの結婚話が…!ルイス先生に仄かに恋心が芽生えてきた十和は心中穏やかではなく…
初代総理大臣・伊藤の要請で、鹿鳴館で行われるパーティーに出席することになった十和。しかし、そこで待っていたのはルイスを王と崇める異国の吸血鬼。次々に襲われる令嬢達を前に、ついに「闇の王」が目覚める!
岡山の田舎から東京の華族・日与守家へ引き取られた十和。お嬢様達の通う「華族女学院」での上流階級生活に四苦八苦。しかしそこには一人の金髪美青年講師が。生徒達に西洋マナーを教える彼の正体は“吸血鬼”で…。
衣更月と過ごした1年と少し。新米当主だった花穎も、少しは立派になって皆様とお別れを…ってしみじみする暇などなく、「衣更月が暇(いとま)をもらいたい」って…え?最後の最後で主従が決裂!?
一ノ宮家から招待を受け、衣更月を連れて初めての旅行に出かけた花穎。だが、到着後別荘の厨房から出火し、偶然居合わせた赤目家の別荘に身を寄せることに。しかし一ノ宮家の出火は放火の疑いがあるとわかりーー
花穎に立った良くない噂。その真偽を確かめるため、噂の出どころであるバーへ向かった衣更月。そこには花穎に瓜二つの人物が。「決して主人を見間違えることはない」と自負していた衣更月は激しく狼狽えるのだが…
烏丸家の料理人・雪倉がスリの容疑をかけられた。時を同じく運転手の駒地が何者かに襲われ、そばには執事・衣更月のネクタイが…一切言い訳をしない衣更月に、花穎はクビを言い渡すが…。
烏丸家に代々伝わる「怪談」がある…と、赤目にそそのかされ(?)、花穎は、その元となった(かもしれない)古時計の怪に、親戚筋の若嘴家の後継者選定に自分が意見しても良いものかを尋ねてみることに……。
当主の座を継いで初めて出席したパーティーで、モデルの莉紗が何者かに襲われ、第一発見者である花穎が犯人の濡れ衣を着せられてしまう。花穎は自らの潔白を証明するため、犯人捜しに乗り出すのだが…。
日本が誇る名門、烏丸家の27代当主となった花穎(18歳)を待ち受けていたのは見知らぬ顔の若き執事。息の合わない二人の前に次々と起こる事件の数々。二人の息は、次第に合ってくる…の…か!?
野々香の目を奪った男…それはアキの心臓の元の持ち主で…。 野々香の目を狙う謎の人物…それはアキの心臓の元の持ち主だった。男は心臓を取り戻そうと執拗にアキを狙う。アキを助けようと奮闘する野々香だが、「ある人物」の裏切りにより絶体絶命のピンチを陥り……。
元家庭教師の先生が、本物の高校教師になってさゆの目の前に現れた。恋に奥手なさゆだったが、勢い余って先生に告白。しかし「困る」とつっぱねられてしまい…。生徒と先生の甘酸っぱい学園ラブ。