作者 : 馬場康誌
ついに大神殿へ侵入したプルチノフ。そこには白の塔主・リクが待ち構えていた。リクは、プルチノフに黒の魔女・ベガとして君臨する瀬織を地球へ返してほしいと伝えた。その要望を承諾したプルチノフだったが、圧倒的な魔力を持ち、暴走し続けるベガに対抗する術はあるのかーー!? 最強大統領の異世界“騎乗休暇(ライドンタイム)”、驚愕のザ・ラスト・デイ!
プルチノフはカーニャを連れ、大神殿へと向かったものの、なぜか魔導学院の入学試験を受けることに…!? その頃、サキとベルは、魔獣の襲撃により壊滅状態にある西方辺境伯領へ向かっていた。そこはかつて飛び出したサキの故郷。窮地に立たされる領主の父と兄、それを見殺しにしようとする、かつての婚約者。間に合うかーー!?
魔獣の大侵攻を仕掛ける黒の塔主・ベガへの対抗策を探るため、エルフの王国「精霊王領」を訪れたプルチノフ一行。だが、そこはのどかな山里の観光地と化しており、住人たちも皆ハーフエルフであったため、数百年前の“魔女とエルフの戦い”を知る者はいなかった。途方に暮れるサキたちだったが、プルチノフを只者ではないと見抜いた一人のエルフが、最奥に秘された王都へ招いた…。
たびたびベルの身体を乗っ取り、脅威を与えてきた黒の塔主・ベガ。ベルとのつながりが切れているかを確かめるべく、ベルの記憶の中を探ることに。だが、幼少期の記憶の先にあったのは、大きな暗闇に偽装された生前の記憶。それは遺伝記憶領域、つまりベルの血統に残された記憶。そこにはこの世界のはじまり、そして悲劇の記憶が残されていた…。
「国民を救ってほしい」と乞われ、ハイブリード公国へと向かったプルチノフ一行。だがそこは、この大陸で最も魔素(マナ)の薄い地だった。それは、かつてこの地に堕ち、今は石棺に封印されている竜の屍が、大量の魔力を吸い続けているからだという。魔力の欠乏により疲弊しきった人々。一方、ベルの身体にも異変が起こり…!?
魔領域を目指し本土のネビュートスへと渡ったプルチノフ一行。本土にあふれかえるゴロツキや強欲な悪人どもを返り討ちにし、さらに歩みを進めようとしたその時、街は北方騎士団の大軍勢に包囲された。プルチノフは「血の一滴も流さず、3日でこの軍勢を去らせてみせる」と宣言するが、果たしてどんな秘策が…!?
プルチノフ村は、聖王国を対等な国家として迎え入れ、北辺の連合国へと発展を遂げた。だが、建国の父たるプルチノフは、この国の王となることを固辞し、新たな冒険へと旅立った。目指すは凶暴な魔獣が跋扈する人類未踏の魔領域! そこにはどんなライドンが待ち受けているのか、心を躍らせるプルチノフだが…!
荒廃した聖王都の再建に勤しむプルチノフたち。だがその頃、聖王宮で囚われの身となっているカーニャには生け贄の時が迫っていた。それを知ったプルチノフはカーニャを救出すべく、超巨大な肉瘴気に侵された聖王宮へと向かう! ミィナらハイエルフの姉妹が背負う宿命、暗躍する魔導院(タワー)、そして瘴気が生み出された理由とは…!?
グリフォンに導かれ、聖王都へ立ち寄ったプルチノフ一行。プルチノフは領主のリィナと副領主のダイアを前に平和的な交渉をはじめる。だが、プルチノフが”龍脈”のことを切り出した途端、ダイアは急に敵意を向け、魔導院(ルビ:タワー)とのつながりを疑う。その頃、暗躍していたカーヴィンは巨大な最終進化魔獣を率い、聖王都への襲撃を開始した! この難局をプルチノフはどう乗り越えるのか!?