作者 : Cuvie
奏が在籍するロイヤル・バレエ・スクールの指導がオンラインから対面でのレッスンに移行し、いよいよ本格スタート!! コロナ禍で厳しい選抜を勝ち抜いたライバルを目の前に奏は懐かしさと高揚感を得ていた。
コロナの影響でバレエの公演はことごとく中止になってしまう。発表の場がなくなっていくことに意気消沈をする奏であったが、オンラインでのガラを思いつく。世界中の友達に声をかけ、それぞれ踊りを撮影してもらい、それを編集して発表する。みんなで協力して作り上げた動画は素晴らしいできになった!
ずっとバレエをしていきたい…。悩みがありつつも、夢と希望にあふれた留学生活を送っていた奏だったが、コロナ蔓延という予期せぬできことで学校は閉鎖、帰国しての外出自粛という毎日を余儀なくされてしまった。踊りたいのに踊れない、皆に会いたいのに会うこともできない。先の見えぬ闇の中で、それでも奏はバレエへの愛を燃え上がらせる!
お互いを意識し、恋心を抱くようになったレベッカとマット。しかし、ロイヤル・バレエ・スクールでは恋愛は禁止、そして一番の目標はプロのバレエダンサーを目指すことなのに、それに集中できなくなるのではと思い悩むレベッカ。そんな中、キーラの振り付けでレベッカとマットはパ・ドゥ・ドゥをすることになり…。
英国ロイヤル・バレエ・スクールのロウアー・スクール10年生に一年間の編入留学をしている有谷 奏。足の不調により、サマー・パフォーマンスで地母神ケレス役を降ろされ、ロイヤル・バレエ団本公演『パエトーン』の出演にも選ばれなかった奏は、アビゲイル・ニコルズ先生の評価を得られなかったと考える。さらに、彼女は家庭の経済的な事情で11年生に進級できないかもしれないと思い悩むが…。バレエ界も大絶賛の次世代青春バレエ・ロマン第23巻!!