作者 : Ko-dai
血と硝煙の匂いが混じるマフィアの世界で、一流の殺し屋として育て上げられたニコ。 しかし、親友のノアを殺されたショックから組織から逃亡し、今は街のジャンクショップ・兼便利屋として平和な日々を過ごしていた。 新たな相棒・アテカと出会い、日々の生活の中で過去のトラウマを乗り越えようとする…が、かつてのマフィアのボスはニコの殺し屋としての能力の高さを忘れていなかった。 もう一度、組織に忠誠を誓わせ、自身の手元に引き戻すため、身の毛もよだつ計画が進められていた…。
2人ともーー授業を始めます。 本性をあらわにした御厨によって「中間死験」は切原の退場という結末にて幕を閉じることに。混乱するクラスメート達をよそに日常はつつがなく営まれていく中上級生の魔の手が光太朗に迫る。そして、訪れる最愛の人との再会はーー。
この世界は優しくなんてないからーー 殺意が交差する「林間学校」もいよいよ大詰めを迎える中甘い希望にすがる光太朗に試練がとめどなく襲い掛かる。一方、進化を望み適者生存の名のもとに本性を仮面の下に隠す御厨へ接触する切原だったが彼の行動は想像以上の事態を起こしてしまう。
凶器を凶器たらしめるのは 狂気だからーー。 ついに始まった命を賭した殺人教育「林間学校」。標的の首輪を求め、狩りを始める生徒たちだが、その殺意は留まることを知らず、学び舎の友へも向き始める。ぶつかり合う思想、抱える過去、各々の欲求が渦巻き、狂い合う中、果たして光太朗は無事に生き残ることができるのかーー。
ベールを脱ぐ、命懸けの殺人教育 平等なのは死だけだーー。無実の罪に問われ、凶悪な未成年殺人鬼のみを集めた黒耀学院へと移送されてしまった久遠光太朗は病弱な妹のもとに帰るため、学園からの脱走を試みる。級友である空城硝子の協力もあり脱走まであと一歩というところまで進むも異形の番犬を従えた青錘看守長によって絶体絶命の状況に追い込まれてしまう。起死回生の一手を模索し必死の抵抗を続ける光太郎。その背後に新たな影が迫っていることも知らずにーー。