作者 : nifuni
震災後、CMの自粛ムードが漂う中、柳だけはそれをチャンスと捉えて様々な企画を練っていた。一方の光一は、賞を獲るために震災を利用したくないと言って柳チームを去ってしまう。自分にできる事は何かないかと模索する光一は、会社に来なくなってしまった三橋に連絡を取り続けるが…!?
あかりと結婚し子供にも恵まれた光一は、あかりが仕事の日は会社を休むようになり、以前ほど仕事に対して熱を持てなくなっていた。今後の自分の働き方について考えるようになった光一の前に現れた人物とは…!? 描き下ろし番外編、一挙57ページ収録! 大人の心を抉るクリエイター群像劇、堂々完結!!
エレンとの再会を果たした光一は、もう一度前を向き、撮影現場へと駆け出した。一方、警察に追い詰められたエレンを救ったのは、さゆりの指示を受けたルーシーだった! しかし、エレンの写真に懸賞金が懸かり、街の至る所にカメラを構えた人々が…。エレンを使ったAK5の販売作戦の行方は──!?
佐久間のカメラが、あかりの人生の絶頂の瞬間を捉えようとした正にその時、間の悪さを発揮した光一が唯一のチャンスを台無しにしてしまう。その場で倒れ込んだあかりの回復を待つ間に、佐久間と対峙した光一。仕事として受けたからには責任を果たせと詰め寄る光一に対して佐久間は──!?
園宮製薬の広告に岸あかり・佐久間威風という2人の天才を迎える事になった光一達。柳から助言を得た流川は、2人の邪魔をしないという事を光一には伝えずにいた。そして迎えた撮影当日、光一は天才達と渡り合う事ができるのか!? さらに最高の1枚を遺し、燃え尽きようとしているあかりの運命は!?
光一たちはリブランディングの方向性を決め、共感を得やすいモデル起用のためにオーディションを行う事になった。その最中に陰で何か手を回すアラタを他所に、オーディションは無事に終わり、全員の意見はまとまりかけていた。しかし、追加で参加する事になったモデルによって、状況は一変して…!?
流川から園宮製薬のリブランディングを依頼された光一。社内での最初の打ち合わせにやってきたのは、あかりの弟・アラタだった。彼は光一に27歳で死のうとしているあかりと結婚し、その天命を忘れさせてほしいと懇願して…!? そして迎えた園宮製薬での顔合せ。そこで思わぬ人物が同席することになり!?
自身のモデルとしてのピークである27歳で死ぬと公言してきた、あかり。彼女が27歳を迎える年のアンナ・キシのオーディションで、アンナはあかりの実力を測るためにナタリーと対決させる!! 2020年の光一がアドビの広告を手がける特別編も収録ーー!!
エレンは自身の名を騙ったレイのイベント会場へ赴き、そこで行われた威風・ナタリーとのダーツ対決に勝利した。その後、レイは本物になりたいという自分の願いをエレンに打ち明ける。それを聞いたエレンは自分の名前で堂々と生きていくために、記者会見を開いて世間に正体を明かす事を決めるが…!?
神谷が目黒広告社を去り、光一が柳チームで力を付けていく中、営業では大規模な人事異動の話が持ち上がっていた。新たに発足するサニートライ専属の五十嵐部に誘われた流川だが、営業とクリエイティブの共栄を目指す彼が選んだ道とは!? 一方、エレンは彼女の名を騙る偽者のイベントに潜入する!!
サニートライ社のコンペが目前に迫る中、光一が倒れた! しかし病院から戻った光一は、すぐに仕事を再開する。神谷がそれを許したのはクリエイターとしての光一が、自ら変わろうとしているのに気付いての事だった。そして真夜中のオフィスで作業に没頭する光一の脳裏に浮かんだのは──!?
光一は新たに発足した神谷チームのメンバーに選出された。彼は初めての後輩の三橋と噛み合わず、なかなか成長しない2人に神谷は苛立ちを募らせる。そんな時、神谷に局長クラス6人からの呼び出しが掛かる。その内容は業界の勢力図が塗り替わるほどの超大型コンペを彼に任せるというものだった!!
エレン達はバンクシーがゲリラ展示を行う瞬間を捉え、その正体を知るという作戦を実行に移す。次の標的がMoMAだと当たりをつけたさゆりは、エレンとルーシーに絵を見ていない人を探すよう指示を出すが、館内は絵に関心がない人で溢れており…。エレン達とバンクシーの対決の行方はーー!?
入社して3年経ち、自信が付いてきた光一だが、神谷から仕事に慣れただけだと指摘される。彼はエレンの顔を忘れてしまっている事に気付くが、高校時代の恩師・海堂と再会し、彼女にライバル心を燃やしていた当時の気持ちを思い出すのだった。一方、エレン達はバンクシーとの対決に向けて動き始める!!
2004年、憧れの広告代理店に就職し、クリエイターとしての道を歩み始めた光一。しかし、現実は甘くなく、デザイナーになったからと言って、これまでと何かが変わるわけではなかった。配属された沢村チームへの不満が募っていく中、上司の久米田が撮影現場へ来れず、光一が仕切る事になりーー!?
“五番街の女王"と畏れられるファッションデザイナー・岸アンナに対し、自分たちのパトロンになってくれるようにプランを提示するさゆり。しかし彼女の案は一蹴されてしまう。互いのプランが激突するプレゼンテーション対決の結末は──!?
今、ニューヨークで最も才能ある若手アーティスト・ジェイコブスとグラフィティ対決をする事になったエレン。自分と似たタイプの人間である彼と絵を描く事によって、エレンに大きな変化が訪れる。そしてライバルとの対決を経て、注目を集めるエレンとさゆりに新たな試練が忍び寄る──!!
さゆりの事を無意識にあかりと呼んでしまった光一。さゆりから問い質された彼は、何と答えるのか…。一方、エレンもあかりの変化に気付き、自分を残して変わってしまった彼女に失望し、筆を置いてしまう。それぞれが自身と向き合い、人生のターニングポイントを迎える──!!
あかりという1人のモデルによって、ファッションショーの空気は変えられてしまった。彼女の姿に魅せられたエレンは楽屋に乗り込み、お前を描かせろとあかりに告げる。その場に居た光一は、エレンの瞳に自分は映っていない事に気付く。ショーの成功も岸姉妹の実力によるもので、消沈する光一は…!?