光が死んだ夏 7
ある集落で共に育った少年、よしきと光。
光が「ナニカ」とすり替わってから、各地にケガレが増え始めていた。
ケガレが蔓延するのを防ぐため、よしきたちはあの世と繋がる複数の「穴」を閉じるべく動きだす。
向こう側からしか閉じることのできない「穴」。
ヒカルは、「ナニカ」から目を逸らさずにいてくれたよしきとの「つながり」を利用して、自身が「穴」を閉じて戻ってくると提案する。
一方、朝子とタナカは、ケガレに穴を閉じてもらうため、ケガレとの交渉に挑むーー!
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ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。 しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。 それでも、一緒にいたい。 友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。 時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていきーー。 新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。 巻末には在りし日の2人を描いた、描き下ろし短編も収録。 2022/03/04 発売