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昭和20年8月15日、日本敗戦。それは、石油会社「国岡商店」が何もかも失った日でもあった。莫大な借金だけが残り、もはや再生不可能と全社員が覚悟する中、店主・国岡鐡三は「愚痴をやめよ」と発し、会社再生、そして日本再建にとりかかることを表明する。一人の馘首もせずに再生の道を模索する鐵三だったが、売る油は一滴もない。前途は絶望的であった。2013年本屋大賞受賞作『海賊とよばれた男』待望のコミカライズ!! これより一切の愚痴をやめよ 一人の馘首もならん 人間こそが財産だ 大地域小売業 至誠、天に通ずる 帰ってきた男 2014/06/23 発売
戦後、倒産の危機を迎えていた石油販売会社・国岡商店。終戦後、国内には自由にできる石油はなく、会社存続のため乗り出した本業以外の事業も芳しくなかった。進退窮まる中、突如石油を取り扱う事業がGHQから舞い込んだ。事業内容は「旧海軍のタンク底に残っている油を全て浚うこと」。かつて海軍でさえ敬遠した苛酷な作業だが、やり遂げなければ日本へ石油は輸入されなくなる。国岡は不退転の決意でこの難事業に挑む。 黄金の奴隷たる勿れ タンクの底 公職追放 建議書 諸刃の剣 残酷な試練 武知甲太郎 2014/09/22 発売
日本人が好きな日本の歴史上の人物といえば、織田信長や坂本龍馬が有名だが、彼らに匹敵する日本人が、ほんの数十年前まで実在していた。この人物をモデルに描かれた『海賊とよばれた男』(百田尚樹著)はシリーズ累計345万部を突破。主人公・国岡鐡造の生き様に多くの人が夢中になった。漫画版『海賊とよばれた男』は、圧倒的画力で原作の骨太のドラマを体現。連載中の「イブニング」で多くの読者の支持を受けている。 立派な日本人 スタンバック 重すぎる一文 要領案 新しい家族 雌伏から雄飛へ 青春編 其ノ一 2015/01/23 発売
時代は明治41年。若き国岡鐡造は神戸高商の最終学年になり、従業員たった3名の「酒井商会」へと就職をはたした。神戸高商時代の同級生が大会社で活躍していく中、鐡造は腐ることなく着実に成果を上げていった。そんな折り、実家の稼業が傾き家族が離散状態になってしまう。独立して家族を養いたいと望むも資金のあてはない。そんな鐡造の前に旧知の日田重太郎が独立資金を「貸す」のではなく「あげる」というのだった。 青春編 其ノ二 青春編 其ノ三 青春編 其ノ四 青春編 其ノ五 青春編 其ノ六 青春編 其ノ七 青春編 其ノ八 2015/05/22 発売
関門海峡一帯での石油販売業を成功させた国岡商店。大正3年、次なる販路を求めて、店主の国岡鐡造は海外・満州に狙いを定める。満州にはアジア最大といわれる南満州鉄道株式会社があり、ここを顧客にすれば大きな利益が得られると考えた結果だった。しかし満鉄にはすでに欧米石油メジャーが食い込んでいた。油の品質・価格の差は歴然だったが、鐡造にはある秘策があった。若き国岡を描いた青春編、遂に完結! 青春編 其ノ九 青春編 其ノ十 青春編 其ノ十一 青春編 其ノ十二 青春編 其ノ十三 青春編 其ノ十四 青春編 其ノ十五 青春編 最終回 2015/08/21 発売
昭和23年、石油の輸入自由化により、国岡商店は石油元売会社の指定を受けることに成功する。一方、他の元売会社は次々と欧米の石油メジャーと提携し、民族資本を守ろうとする国岡商店は完全に孤立。会社存続の為、海外資本との提携もやむなしと思われたが「そうなれば日本経済は欧米に支配される」と店主の鐡造は提携を拒否、メジャーと戦う道を選んだ。だが、メジャーの容赦ない攻撃に国岡商店は再び倒産の危機に陥ってしまう。 新たなる試練 国岡商店 第二の敗戦 一対十三 経済安定本部 最後の一隻 その名は日章丸 タンク底に戻れ 2015/12/22 発売