火色の文楽 3
怪我で夢を諦めた少年・迫弓矢。そんな彼が文楽の世界に入り、数年の歳月を経て、ついに迎える初舞台。高校を卒業し、プロの技芸員として舞台に上がった弓矢が見せる、“火矢”の語りとはーー。
「あさめしまえ」の北駒生が圧倒的筆致で描く伝統芸能“文楽”、その果て無き“芸道”の物語。最終第3巻。
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《命を賭して、語れるか。》 その綺麗な跳躍姿から「バレエ界の星」と呼ばれ、将来を期待された青年・迫弓矢。しかし怪我により、バレエへの夢は絶たれてしまう。そんな弓矢が出会ったのは人形浄瑠璃・文楽。全く興味のなかった演目なのに、その火の灯るような語りに圧倒されーー。 “60歳からがピーク”と言われる文楽の世界。芸の道という底無し地獄で、人生の全てを懸け、もがき悩み這い上がる、青年たちの“火”の物語。 2017/11/20 発売