おわりもん(3)
時代は戦国の世──親も仕事も何もない≪おわりもん≫と揶揄される者たちがいた。
そんな五郎左衛門と又兵衛のふたりは、隣国のと戦に参加して一獲千金を夢見ていたが、戦陣に到着する前に敗北。ワケのわからぬまま必死に後退していたさなかに出会った自軍の将・藤田を使って、またもや悪知恵を働かせた。それは、「敵軍に藤田の首を売る」というものだった。
あまたの困難を乗り越え、敵軍から大金を騙し取ったものの、五郎左衛門の軽はずみな行動から捕縛されてしまう。そして、課せられた刑罰が「賽の目坂での鋸引き」だった。逃げ出す術も思いつかぬまま、土中での衰弱は進み、ついに万事休す、、、と思われた時、念仏を唱えるための坊主が現れた。彼らに一発逆転の好機は訪れるのか⁉
衝撃の<第一部 完>‼
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時代は戦国の世──親も仕事も何もない≪おわりもん≫と揶揄される者たちがいた。 そんな五郎左衛門と又兵衛のふたりは、罪人として賽の目坂で首まで埋められるハメに。果たして、彼らは何をしでかしたのか!? 有象無象が血で血を洗う争いを繰り広げる絶望の淵から、ふたりの人生が大きく動き出す。 ことの発端は、一獲千金を狙って手に入れた「密書の類」。そして、戦場に遅刻したふたりが出会った敗軍の侍大将・藤田の存在だった。彼を助け出せば褒美にありつけるはずだったが、事態は二転三転していくのだった……。 2021/01/22 発売