ゴッド・アーム(中)
あらすじ
198X年、香港で行なわれた全世界カラテ選手権。その試合中、ゴッド・アームとよばれる東郷日出人6段が何者かに狙撃され命を落とした。その天才的な科学力でノーベル賞候補の父・東郷直樹博士は彼を蘇生させようと試みる。しかし蘇った日出人は、人間の常識を遥かに超えた力を身につけていた。大岩を砕き、木々を倒す彼を遠くから見つめる怪しい集団。
その中の一人、ゲバルト・ハインリッヒ博士は、作戦の成功を確信した。ヒットラーの時代より生み出された細胞強化エネルギーV100を日出人に打ち込み殺せば、父の東郷博士は必ずや彼を蘇生させることを計算していたのだ。彼が正義に目覚める前に脳を改造して組織の手先にと企む組織はフィアンセの矢代理奈の弟・純を人質に彼を捕らえる。脳改造されたゴッド・アームは組織の手先となり暴れるが、理奈のバイオリンの音色に一時意識を取り戻し逆に組織の計画を粉砕する。
やがて組織と同盟を結ぶ宇宙人が姿を現し、世界中をUFOで攻撃する。戦いの中でゴッド・アームは一度は命を落とすが、父の治療により復活。そして世界中の科学者達の協力によってさらにパワーアップした。組織の最終作戦、巨大戦艦による総攻撃を砕くためゴッド・アームは単身戦いを挑む…。