望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す(2)
「いつもの銀色が見えないとなぜだか景色が色褪せて見えるーー」
王妃の懐妊が判明してから1カ月、次々と問題が降りかかる中キースファルトは忙しい日々を送っていた。
ある日、キースファルトは疲れた体を癒やすため東屋で寝てしまう。ふと目が覚めると目の前にティナーリアが心配そうにのぞき込んでいた。
ティナーリアは体調の悪そうなキースファルトが心配になり、何とか力になりたいと自ら孤児院への慰問を申し出てーー?
ティナーリアの真っすぐな優しさに触れ、氷が溶けるようにキースファルトにも少しずつ変化が……?
描き下ろし漫画『気まぐれと魚』収録!