出版社 : 竹書房
いつか恋になるまで 上いつか恋になるまで 上
兄弟同然に育った千秋と和馬がそれを覚えたのは、中学3年のこと。 自慰に耽る千秋に気づいた和馬がもちかけたのが最初で、遊びの延長みたいなものだった。 少なくとも和馬にとっては。 だから和馬に彼女ができた時も、何でもない顔をした。 けれど無理をするほど気持ちのセーブは難しくなって、寂しそうな顔をする和馬に、余計に心はかき乱される。 そうして千秋は、ついにーーー。
いつか恋になるまで 下いつか恋になるまで 下
付き合い始めたものの、先へ進めずにいた2人。 必要だったのはささいなきっかけで、和馬は千秋を欲しがる体に素直に従った。 思春期とは怖いもので、一度踏み越えてしまえばいくらでも求めずにはいられない。 ただ幸せな時間を重ねるほど、和馬には抱く思いがあった。 この関係は、誰にも言えないーーー。 そんな変化にいち早く気づいたのは、やっぱり千秋で…?