2019年10月23日発売
「熟成肉と熟成ワイン」を探求するなか、いつしか『神の雫』の手がかりを捜しにボルドー行きを考え始めた神咲雫。一方、ライバル・遠峰一青は、ブルゴーニュにその目指す先を定めた。雫はまず、ボルドー行きの資金を得るため、新たなワインコンサルタントとしての依頼を受ける。場所は、北軽井沢。ミッションは、時代に取り残された和風オーベルジュを立て直すこと。日本料理&日本ワイン編のスタート!
もうどこにもない。あの頃「現実」だと思っていた、全てのものはーー。茫漠たる荒野で、ある日目を覚ました青年・アズマ。そこはかつて、隆盛を極めたソヴィエトにより打ち上げられた恒星間移民船団アヴァロンが墜落した、不毛の星だった。仲間に裏切られ、命からがら凍てついた大地へと辿りついたアズマは、吹雪の向こうに何を見るのか。気鋭のコンビが紡ぐSFスペクタクル巨編!!
病理医とは、直接患者と会うことなく病気の原因を調べ診断を下す医者だ。同僚の医師は岸京一郎についてこう語る。「強烈な変人だが、極めて優秀だ」と。ゲノム医療を扱った「未来は始まっている編」クライマックスへ!患者・作山紀子の願い。紀子の孫・郁の祈り。担当医・稲垣の焦燥。研究者・円の矜持。製薬会社・間瀬の捲土重来。すべてが「JS1」に繋がっていく。そのとき、病理医・岸京一郎は未来を診る。
都会で働きながらも田舎にマイホームを購入し、妻と娘とともに移住してきた百木田(からきた)。しかし、なりゆきで自治会に入会させられた上、有無を言わさずドブ掃除当番まで任されてしまう。仕事の都合もあまり配慮してくれない様子で、都会での生活のギャップに戸惑う百木田。さらには秋祭りの準備に伴い、地元神社の氏子になってほしいと迫られ、高額の寄進を要求されてしまう。これにはさすがに納得できず固辞するが、その後も執拗な要請があり、我慢の限界に達した百木田は自治会脱退を宣言する! PTA問題も併発して、百木田一家は四面楚歌。田舎と都会、それぞれの文化や意識の違いによる軋轢が生んだ移住トラブルを、法律で丸く収めることはできるのか…!!