フィリップ
制作・出演
エリック・クルム・ジュニア / カロリーネ・ハルティヒ / サンドラ・ドルジマルスカ / ゾーイ・シュトラウプ / ミハウ・クフィェチンスキ / レオポルド・ティルマンド / ロボット・コック / ヴィクトル・ムトゥレ発売元
株式会社彩プロ発禁処分後60年!衝撃の映画化!
孤高のユダヤ人青年が、ナチス女性との禁断の愛に心引き裂かれる愛と再生の物語
相手の女を寝取ることで復讐・・・・。滑稽だからこそ、悲しい。その愚かさと孤独を主人公は、独特すぎる目付きと沈黙で語り尽くす。
エリック・クルム・ジュニア。すごい俳優を見た。
ー松尾スズキ(作家・演出家・俳優)
ナチス支配下の、冷え冷えとした空気の中にたたずむ主人公の「哀しみ」の表情が忘れられない。
これは「自由と解放と、そして復讐」を求めた、新しいフィルム・ノワールだ
ー平山秀幸(映画監督)
狂気という言葉が生ぬるい物語とその時代背景に美女たちの肢体が踊り、悪魔となった男が復讐をこめて貪り尽くす。彼女たちの心をもっと知りたいが、
男が容赦せずに蹂躙する地獄を美しく感じても良いのか?
ー金子修介(映画監督)
★孤高のユダヤ人青年が、ナチス女性との禁断の愛に心引き裂かれる愛と再生の物語
「フィリップ(FILIP)」は、ポーランドの作家レオポルド・ティルマンド(1920-1985) 自身が
1942年にフランクフルトに滞在していた実体験に基づく自伝的小説としてポーランド当局の検閲の後大幅に削除されたものが1961年に出版された。
しかしすぐに発行禁止になり、長い間陽の目を見ることがなくおよそ60年後の2022年になってオリジナル版が出版された。
監督のミハウ・クフィェチンスキは、主人公フィリップが愛する人全てを失い、
孤独に耐えながらも魂を解放しようともがき生きていく姿を第2次大戦、ナチス支配下のドイツを舞台に官能的な要素を加えて映画化したものである。
★今ポーランドで最も注目を集める俳優、エリック・クルム・ジュニアの美しく官能的な演技に注目!
主役のフィリップを演じるのは、エリック・クルム・ジュニアは、本作でポーランドのアカデミー賞と言われるイーグル賞で主演男優を受賞!
ポーランド版VOGUEでも度々特集が組まれ、ポーランドでも大人気を博し、国民的作曲家・ピアニスト<ショパン>を演じることが決定した。
ミハウ・クフィェチンスキ監督はまだ演技経験の浅い彼を本作の主役に抜擢したことについて、「主役のフィリップを演じるのは、エリック・クルム・ジュニアしか考えられなかった」と振り返る。
「彼はティルマンドの小説に登場するフィリップの特徴を全て備えています。
知性、魅力、ユーモアのセンス、美しさ、複数の言語を話し、音楽教育も受けています」
「エリックはSNSのプロフィール欄に自分自身を<人間、反逆者、ピエロ、スパイダーマン>と説明しています。
端的に言えば「美しい男」。それこそがフィリップ役として探していた俳優です」と絶賛!
同時にエリック・クルム・ジュニアは、フィリップが持つ独特の人生を表現するため
「エリックは、全く未知の言語だったドイツ語の台詞を学び、フランス語を磨き、10キロ体重を増やし、ダンス、タップダンス、ボクシングを1年間かけて準備をした」と語り、
フィリップに成り切るために並々ならぬ努力を重ねていたことを明かした。
★ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督作品のプロデューサーとしても知られるミハウ・クフィェチンスキ監督作品
ミハウ・クフィェチンスキ監督は1990年代よりテレビプロデューサー兼演出家としてキャリアを重ね、
21世紀に入って以降はポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督作品のプロデューサーとして、後期代表作である『カティンの森』、
『ワレサ 連帯の男』、そして遺作『残像』まで製作を勤め上げた。
その事実から導き出す魂の解放・自由奔放な姿を第2次大戦、ナチス支配下のドイツを舞台に官能的な要素を加えて本作を映画化、
その大きな理由のひとつとして「ポーランドで愛する人を亡くしたユダヤ人の主人公は、そのような状況下で何を感じるでしょうか?
私はティルマンドの本を心理的で緻密な映画にし、トラウマから感情が凍り付いた男の孤独を研究することに決めました」と明かしている。
そして、美しく官能的で、そして逞しく生きるフィリップが私たちの心を強く心を揺さぶり、生きていく力を与えてくれる映画がここに誕生した。
※収録内容は変更となる場合がございます。