アイム・スティル・ヒア Blu-ray&DVD
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株式会社クロックワークス言葉を奪われた時代ーー 彼女はただ、名を呼びつづけた。
■名匠ウォルター・サレス監督最新作
名匠ウォルター・サレスが、長編映画として16年ぶりに祖国ブラジルにカメラを向けた本作は、軍事独裁政権下で消息を絶ったルーベンス・パイヴァと、
夫の行方を追い続けた妻エウニセの実話に基づいている。
サレス自身、幼少期にパイヴァ家と親交を持ち、この記憶を、喪失と沈黙をめぐる私的な問いとして丁寧に掘り起こした。
自由を奪われ、言葉を封じられても、彼女は声をあげることをやめなかった。サレスは、理不尽な時代に抗い続けたひとりの女性の姿を、美しくも力強い映像で永遠の記憶として刻みつける。
■名だたる世界の映画賞に輝く真実のドラマ
第81回ヴェネツィア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞。第82回ゴールデングローブ賞ではブラジル人女優として初めて主演女優賞に輝いた。
第97回アカデミー賞では、ブラジル映画史上初となる作品賞ノミネートを含む3部門に名を連ね、国際長編映画賞を受賞。やがてその静かな声は国境と歳月を超え、世界の記憶へと刻まれる。
第97回アカデミー賞® 国際長編映画賞 受賞
3部門ノミネート <作品賞|主演女優賞|国際長編映画賞>
第82回ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門) 受賞
第81回ヴェネツィア国際映画祭 脚本賞 受賞
1998年に監督した『セントラル・ステーション』で、
ベルリン国際映画祭金熊賞と主演女優賞(フェルナンダ・モンテネグロ)を受賞するなど世界的な成功を収め、
続く『モーターサイクル・ダイアリーズ』(04)は、若き日のチェ・ゲバラの南米縦断を描き、
カンヌ国際映画祭でエキュメニカル審査員賞とフランソワ・シャレ賞を受賞。
今なお世界の注目を集めている名匠ウォルター・サレスが、
ブラジルの軍事独裁政権下で実際に起きた悲劇──元下院議員ルーベンス・パイヴァの拉致・殺害事件ーーを起点に、
その妻エウニセと家族の歩みを描く。
主演はサレス作品の常連で名優フェルナンダ・トーレス。
老年期のエウニセを演じるのはフェルナンダ・トーレスの実の母であり
『セントラル・ステーション』でブラジル人初のアカデミー主演女優賞候補となったフェルナンダ・モンテネグロ。
母と娘、ふたりの女優が、記憶と時代、そして命の継承を映し出す。
※収録内容は変更となる場合がございます。