映画むすび | 金閣寺

金閣寺

金閣寺

1950年の金閣寺放火事件を題材とした三島由紀夫の名作「金閣寺」の映画化!!
有為子よ死ね!金閣よ燃えろ!
滅びの美学と官能に彩られた三島文学の金字塔ー。

「金閣寺と心中するつもりだった」と後に述べた学生による放火事件を題材にとった小説「金閣寺」は、
三島由紀夫の自伝をふくめた力作である、という見方もされている。
ある意味、三島の衝撃的な最期を予告していた、とさえ言われている。
そして、高林陽一監督は、製作後記でこう述べている。
ーー『餓鬼草紙』
『悲歌』と、余生を送るに相応の遺書めいた作品を作りながら、私は知らず知らず「金閣寺」を目ざしていたのだろうか。
だとすればそれは、まさに三島由紀夫氏の、あの《死》を見た瞬間から始まった潜在的思考であったに違いない。
ーー高林陽一、平成二十四年没。享年八十一。

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